ふじわら‐の‐ためなり【藤原為業】
平安末期の歌人。出家して寂念(じゃくねん)と号し、兄弟の為経(寂超)・頼業(寂然)とともに大原に隠れ住み、大原三寂と称された。歌は「千載集」などにみえる。生没年未詳。
ふじわら‐の‐みちなが【藤原道長】
[966〜1028]平安中期の公卿。兼家の五男。娘を次々と后に立て、外戚となって内覧・摂政・太政大臣を歴任、権勢を振るい、栄華をきわめた。晩年に出家し、法成寺を造営。関白になった事実はないが御堂...
ふじわら‐の‐みちのり【藤原通憲】
[1106〜1160]平安後期の公卿。出家して法号を円空、のち信西(しんぜい)と称し、僧の身で後白河天皇の腹臣として活躍。平治の乱で捕らえられて処刑された。著に「本朝世紀」「法曹類林」などがある。
ふじわら‐の‐よりなり【藤原頼業】
平安末期の歌人。出家して寂然(じゃくぜん)と号し、兄弟の為業(寂念)・為経(寂超)とともに大原に隠れ住み、大原三寂と称された。歌集「寂然法師集」「唯心房集」など。生没年未詳。
ふじわら‐の‐よりみち【藤原頼通】
[992〜1074]平安中期の公卿。道長の長男。後一条・後朱雀・後冷泉3代の天皇の摂政・関白となり、父とともに藤原氏全盛期を現出。平等院鳳凰堂を建立、宇治の関白と称された。晩年に出家。
フッサール【Edmund Husserl】
[1859〜1938]ドイツの哲学者。現象学の創始者。数学の研究から出発し、心理主義を排して純粋論理学を提唱。のち厳密な学としての哲学を目指し、先験的意識の本質構造に基づいて対象をとらえようとす...
ふなはし‐せいいち【舟橋聖一】
[1904〜1976]小説家・劇作家。東京の生まれ。戯曲から出発し、のち行動主義をうたった小説「ダイヴィング」で注目された。第二次大戦後は独自の伝統的、官能的な美の世界を展開。小説「木石」「雪夫...
フライリヒラート【Hermann Ferdinand Freiligrath】
[1810〜1876]ドイツの詩人。ロマン主義から出発、のち政治詩を発表。詩集「現代政治社会詩集」。
ぶっだばっだら【仏駄跋陀羅】
《(梵)Buddhabhadraの音写》[359〜429]北インドの僧。ガンダーラで学び、中国へ渡り、廬山の慧遠のもとで禅経を翻訳・講説した。さらに建業で「摩訶僧祇律」40巻や「華厳経」60巻な...
ブラーエ【Tycho Brahe】
[1546〜1601]デンマークの天文学者。望遠鏡出現以前の最大の天文観測者。恒星や惑星の精密な位置観測を行い、肉眼による最高精度の観測記録を残した。この記録から助手のケプラーが惑星運動の三法則...