しじょう‐たかすけ【四条隆資】
[1292〜1352]南北朝時代の公卿。正中の変、元弘の変に活躍し、建武政権に参加。後醍醐天皇の没後、後村上天皇を補佐。のち、足利義詮(あしかがよしあきら)と戦って戦死。
すえ‐はるかた【陶晴賢】
[1521〜1555]室町後期の武将。大内義隆に仕えたが、のち、義隆を討ち、大友宗麟(おおともそうりん)の弟晴英を迎えて大内家の後嗣とした。毛利元就(もうりもとなり)と厳島(いつくしま)で戦って...
すえよし‐まござえもん【末吉孫左衛門】
[1570〜1617]江戸初期の商人。大坂の人。名は吉安。徳川家康の厚遇を受け、朱印船で巨利を得た。銀座の役人になり、河内(かわち)国で代官もつとめた。
すこう‐てんのう【崇光天皇】
[1334〜1398]北朝第3代の天皇。在位1348〜1351。光厳天皇の第1皇子。名は興仁(おきひと)。足利尊氏(あしかがたかうじ)が南朝にくだったため廃位。のち、南朝方に捕らえられて賀名生(...
ぜっかい‐ちゅうしん【絶海中津】
[1336〜1405]室町前期の臨済宗の僧。土佐の人。別号、蕉堅道人。夢窓疎石に学び、明に渡る。帰国後、足利義満に信任され、等持寺・相国寺などの住持になる。義堂周信とともに五山文学の双璧といわれ...
そうあみ【相阿弥】
[?〜1525]室町後期の画家。真相とも称した。号、松雪斎・鑑岳。能阿弥の孫、芸阿弥の子で、同じく足利義政の同朋衆となり、「君台観左右帳記(くんだいかんそうちょうき)」の大成に尽力。諸芸に秀でた...
そせい【素性】
平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。俗名、良岑玄利(よしみねのはるとし)。遍昭の子。左近将監、のち出家し、権律師(ごんのりっし)となる。歌は古今集・後撰集にある。家集「素性集」。良因朝臣(よしより...
ソログープ【Fyodor Kuz'mich Sologub】
[1863〜1927]ロシアの小説家・詩人。前期象徴派の代表者。幻想的・耽美(たんび)的作品を残した。小説「小悪魔」、戯曲「死の勝利」、詩集「碧い空」など。
たかなが‐しんのう【尊良親王】
[1311〜1337]後醍醐天皇の第2皇子。名は「たかよし」とも。元弘の変で土佐に流された。足利尊氏(あしかがたかうじ)の離反には新田義貞とともに戦い、越前金ヶ崎城を守ったが、落城し、自害した。
たかばたけ‐もとゆき【高畠素之】
[1886〜1928]社会思想家。群馬の生まれ。堺利彦の売文社に入り、社会主義雑誌「新社会」の編集に参加。日本で初めて「資本論」を完訳。