シェーレ【Karl Wilhelm Scheele】
[1742〜1786]スウェーデンの化学者。酸素・塩素・バリタ・弗化(ふっか)水素・シアン化水素などの発見、酒石酸・安息香酸などの単離、骨灰からの燐(りん)の製造など多くの業績がある。
しが‐なおや【志賀直哉】
[1883〜1971]小説家。宮城の生まれ。武者小路実篤らと雑誌「白樺」を創刊。強烈な自我意識と簡潔・明晰(めいせき)な文体によるリアリズム文学の傑作を書いた。文化勲章受章。小説「城の崎にて」...
シクロフスキー【Viktor Borisovich Shklovskiy】
[1893〜1984]ソ連・ロシアの批評家・小説家。ロシアフォルマリズムの代表的指導者の一人。「異化」の理論を提唱し、のちの構造主義や記号論に大きな影響を与えた。著「手法としての芸術」「散文の理...
しし‐ぶんろく【獅子文六】
[1893〜1969]小説家・劇作家・演出家。神奈川の生まれ。本名、岩田豊雄。岸田国士(きしだくにお)らと劇団文学座を創立。一方で、ユーモア小説で流行作家となった。文化勲章受章。小説「海軍」「自...
し‐たいあん【施耐庵】
中国、元末・明初の小説家。銭塘(せんとう)(浙江(せっこう)省)の人。一説に、興化(江蘇省)の人。羅貫中(らかんちゅう)の師で、「水滸伝」の作者と伝えられるが、経歴は不明。生没年未詳。
しばた‐けいた【柴田桂太】
[1877〜1949]植物学者。東京の生まれ。東大教授。植物の生理学的研究から生化学的研究への道を開いた。
しばた‐みなお【柴田南雄】
[1916〜1996]作曲家。東京の生まれ。雄次の子。東京芸大教授。二十世紀音楽研究所を設立、前衛音楽のリーダーとして活躍した。十二音技法の歌曲「朝の歌」の他、「コンソート‐オブ‐オーケストラ」...
しば‐りょうたろう【司馬遼太郎】
[1923〜1996]小説家。大阪の生まれ。本名、福田定一(ていいち)。戦国時代や幕末などの変革期に題材をとった歴史小説を数多く執筆。広い読者層を得て、昭和を代表する人気作家となった。「梟(ふく...
ジダーノフ【Andrey Aleksandrovich Zhdanov】
[1896〜1948]ソ連の政治家。スターリンの側近の一人で、共産党中央委員会書記としてイデオロギー・文化問題を担当、思想・文化界の統制政策を推進した。
じっとく【拾得】
中国、唐代の僧。寒山とともに天台山国清寺(こくせいじ)を訪れ、豊干(ぶかん)に師事。三者を三隠と称した。普賢菩薩(ぼさつ)の化身とされ、禅画にも描かれる。→寒山拾得