コルベール【Jean-Baptiste Colbert】
[1619〜1683]フランスの政治家・財政家。ルイ14世に仕え、財政改革を行い、国内商工業の育成、植民地獲得、海軍増強などの重商主義政策を推進。この政策によりフランスは、イギリス・オランダと対...
こんどう‐じゅうぞう【近藤重蔵】
[1771〜1829]江戸後期の幕臣。北方探検家。名は守重。寛政10年(1798)松前蝦夷地御用役として、蝦夷地を探検し、択捉(えとろふ)に「大日本恵土呂府」の木標を建てた。のち、書物奉行。著「...
コンプトン【Arthur Holly Compton】
[1892〜1962]米国の物理学者。X線に関するコンプトン効果を発見。のち、宇宙線を研究。原子爆弾開発のマンハッタン計画では指導的地位にあった。1927年ノーベル物理学賞受賞。
さいとう‐りょくう【斎藤緑雨】
[1868〜1904]小説家・評論家。三重の生まれ。本名、賢(まさる)。別号、正直正太夫など。仮名垣魯文に師事。鋭い風刺を含む批評で知られた。小説「油地獄」「かくれんぼ」など。
さいめい‐てんのう【斉明天皇】
[594〜661]第37代天皇。女帝。在位655〜661。皇極天皇の重祚(ちょうそ)。大化の改新後、蝦夷(えぞ)征討軍を派遣。百済(くだら)救援のため自ら九州に赴き、その地で病没。
さかがみ‐ひろし【坂上弘】
[1936〜2021]小説家。東京の生まれ。「内向の世代」の作家の一人。会社勤務のかたわら執筆活動を続け、定年退職後、慶応通信(現慶応義塾大学出版会)社長に就任。「優しい碇泊(ていはく)地」で芸...
さかた‐しょういち【坂田昌一】
[1911〜1970]物理学者。東京生まれ。名大教授。湯川秀樹に協力して中間子を理論的に研究。電子の自己エネルギーの発散についての理論を起こし、朝永振一郎の繰り込み理論の素地を作った。素粒子の複...
さかのうえ‐の‐たむらまろ【坂上田村麻呂】
[758〜811]平安初期の武将。延暦13年(794)蝦夷(えぞ)を征討し、同16年征夷大将軍となった。その後、胆沢城(いさわじょう)を造営し、蝦夷地平定に功を残した。京都の清水寺の創建者と伝え...
さきさか‐いつろう【向坂逸郎】
[1897〜1985]経済学者。福岡の生まれ。九大教授。労農派に属し、日本資本主義論争に参加。第二次大戦後、社会主義協会を主宰、労働運動や日本社会党左派の理論的指導者として活躍。翻訳「資本論」、...
ザビエル【Francisco Xavier】
[1506〜1552]日本に初めてキリスト教を伝えたスペインの宣教師。聖人。イグナティウス=デ=ロヨラとともにイエズス会を創設。1549年(天文18)鹿児島に上陸し、以後2年間、九州・中国・近畿...