やない‐わたり【箭内亘】
[1875〜1926]東洋史学者。福島の生まれ。東大教授。モンゴル史研究に業績を残した。著「蒙古史研究」「東洋読史地図」など。
やまさき‐とよこ【山崎豊子】
[1924〜2013]小説家。大阪の生まれ。本姓、杉本。大阪を舞台にした小説で執筆活動をスタートし、「花のれん」で直木賞受賞。その後は綿密な取材に基づく社会派の問題作を数多く手がけ、人気作家とな...
よしおか‐やよい【吉岡弥生】
[1871〜1959]医学者。静岡の生まれ。済生学舎を卒業、東京で開業。明治33年(1900)東京女医学校(現在の東京女子医科大学)を創立。女性医学者の育成、女性の社会的地位の向上に寄与した。
よしだ‐とうご【吉田東伍】
[1864〜1918]歴史地理学者。新潟の生まれ。独学で歴史学者となり、のち早大教授。著「大日本地名辞書」「倒叙日本史」など。
よしむら‐あきら【吉村昭】
[1927〜2006]小説家。東京の生まれ。津村節子の夫。はじめは短編小説を書くが、長編「戦艦武蔵」で戦史小説に新境地を開き、その後歴史小説を多く手がける。「破獄」で芸術選奨。他に「星への旅」「...
よしや‐のぶこ【吉屋信子】
[1896〜1973]小説家。新潟の生まれ。キリスト教的な理想主義や清純な感傷性によって多くの女性の支持を得た。作「地の果まで」「良人の貞操」「鬼火」「徳川の夫人たち」など。
ラムセス‐にせい【ラムセス二世】
《Ramses Ⅱ》前13世紀、エジプト第19王朝第3代の王。ヒッタイトと戦い、両国の勢力範囲を確定。また国内では各地に神殿、巨大な彫像やオベリスクなどを建設した。ラメス。生没年未詳。
ランベルト【Johann Heinrich Lambert】
[1728〜1777]ドイツの哲学者・数学者・物理学者・天文学者。ウォルフの理性論とロックの経験論とを結びつけて独自の認識論を立てた。また、ランベルト級数を発見し、双曲線関数を導入。光度計・熱度...
ランボー【Jean-Nicolas Arthur Rimbaud】
[1854〜1891]フランスの詩人。ベルレーヌ・マラルメと並ぶ象徴派の代表的詩人。早熟な天才で、詩作は15歳からの数年間だけだったが、近代詩に大きな影響を与えた。作「酔いどれ船」「地獄の季節」...
り‐いく【李煜】
[937〜978]中国、五代の南唐の最後の王。後主と称される。在位961〜975。字(あざな)は重光。号、鍾隠(しょういん)。宋に下って幽閉され、毒殺された。五代の代表的詞人で、初めの作品は艶麗...