おがた‐さだこ【緒方貞子】
[1927〜2019]東京の生まれ。国連人権委員会日本政府代表などを経て、平成3年(1991)女性初の国連難民高等弁務官に就任、難民の支援・救済に尽力した。退官後は国際協力機構(JICA(ジャイ...
きこく‐し【鬼谷子】
中国、戦国時代の思想家。縦横家の一人。鬼谷(山西省)に住んだのでこの名がある。蘇秦(そしん)に合縦(がっしょう)策を、張儀(ちょうぎ)に連衡(れんこう)策を教えたといわれる。姓名・生没年・事績...
きしだ‐えりこ【岸田衿子】
[1929〜2011]詩人・童話作家。東京の生まれ。国士(くにお)の子。茨木のり子らの詩誌「櫂(かい)」に参加し、詩集「ソナチネの木」などを発表。のちに「ジオジオのかんむり」「かばくん」など絵本...
きょし【虚子】
⇒高浜虚子(たかはまきょし)
たかはま‐きょし【高浜虚子】
[1874〜1959]俳人・小説家。愛媛の生まれ。本名、清(きよし)。正岡子規に師事。俳誌「ホトトギス」を継承して主宰、多くの門下を育てた。句風は客観写生・花鳥諷詠に立ち、平明で余情が深い。文...
ながい‐みちこ【永井路子】
[1925〜2023]小説家。東京の生まれ。本名、黒板拡子(くろいたひろこ)。正確な時代考証と鋭い現代的感覚を併せ持つ歴史小説で、多くの読者を得る。「炎環」で直木賞受賞。他に「雲と風と」「北条政...
ふじわら‐の‐くすこ【藤原薬子】
[?〜810]平安初期の女官。種継の娘。娘が平城天皇の妃だったことから天皇の寵愛を受けたが、天皇譲位後、兄仲成らと嵯峨天皇を廃して平城上皇の復位を企て、失敗して自殺。→薬子の変
やまぐち‐せいし【山口誓子】
[1901〜1994]俳人。京都の生まれ。本名、新比古(ちかひこ)。高浜虚子に師事し、「ホトトギス」で活躍。都市の人工物など新しい素材を新鮮な感覚で詠んだ。のち「馬酔木(あしび)」に参加、新興俳...
やまさき‐とよこ【山崎豊子】
[1924〜2013]小説家。大阪の生まれ。本姓、杉本。大阪を舞台にした小説で執筆活動をスタートし、「花のれん」で直木賞受賞。その後は綿密な取材に基づく社会派の問題作を数多く手がけ、人気作家とな...
わかまつ‐しずこ【若松賤子】
[1864〜1896]翻訳家。福島の生まれ。本名、松川甲子(まつかわかし)。巌本善治の妻。バーネットの「小公子」の翻訳で知られる。