かみさか‐ふゆこ【上坂冬子】
[1930〜2009]ノンフィクション作家。東京の生まれ。本名、丹羽ヨシコ。昭和34年(1959)勤務先での体験を「職場の群像」にまとめ発表。はじめ評論、のちに戦後史・昭和史に関するノンフィクシ...
かんざわ‐としこ【神沢利子】
[1924〜 ]児童文学作家。福岡の生まれ。本名、古河トシ。「ちびっこカムのぼうけん」で注目される。以後「くまの子ウーフ」「いないいないばあや」「流れのほとり」「タランの白鳥」など多くの作品を発表。
きしだ‐としこ【岸田俊子】
[1864〜1901]婦人運動家。京都の生まれ。号は湘烟(しょうえん)。明治初期、自由民権・男女同権を説いた。自由党副総理(副党首)中島信行と結婚し、外交界にも活躍。著「善悪の岐(ちまた)」など。
じょらいし【如儡子】
[1603?〜1674]江戸前期の仮名草子作者。本名、斎藤親盛。山形最上家に仕えたが浪人となり、江戸で医者を業とし、著作の筆をとった。著「可笑記」「百八町記」など。にょらいし。
にょらいし【如儡子】
⇒じょらいし(如儡子)
ひむろ‐さえこ【氷室冴子】
[1957〜2008]小説家。北海道の生まれ。本名、碓井小恵子(うすいさえこ)。大学在学中に「さようならアルルカン」でデビュー。1980年代を中心に、少女向け小説で活躍した。他に「なんて素敵にジ...
みやざき‐こしょし【宮崎湖処子】
[1864〜1922]詩人・小説家・評論家。筑前の生まれ。本名、八百吉。雑誌・新聞の記者を経て牧師となり、明治の叙情詩の開拓者といわれた。小説「帰省」「空屋」、詩集「湖処子詩集」など。
もり‐みつこ【森光子】
[1920〜2012]女優。京都の生まれ。本名、村上美津。はじめ子役として映画に出演、昭和36年(1961)舞台「放浪記」の主人公林芙美子を演じて話題となる。以降、舞台のほかテレビドラマや映画な...
よしや‐のぶこ【吉屋信子】
[1896〜1973]小説家。新潟の生まれ。キリスト教的な理想主義や清純な感傷性によって多くの女性の支持を得た。作「地の果まで」「良人の貞操」「鬼火」「徳川の夫人たち」など。
れっし【列子】
中国、戦国時代の道家の思想家。名は禦寇(ぎょこう)。鄭(てい)(河南省)の人。「荘子」中に説話がみえ、「呂氏春秋」によれば虚を尊んだといわれる。唐代に沖虚真人(ちゅうきょしんじん)と追号された...