さいき‐とうべえ【細木藤兵衛】
江戸後期の富商。江戸京橋に住み、家号を津国屋(つのくにや)と称したので、その子香以(こうい)とともに津藤とよばれ、文人・画家を保護した。津国屋藤兵衛。ほそきとうべえ。生没年未詳。
さいとう‐とらじろう【斎藤寅次郎】
[1905〜1982]映画監督。秋田の生まれ。本名、寅二郎。榎本健一、古川緑波(ろっぱ)などを起用した喜劇映画を量産、「喜劇の神様」とも呼ばれた。代表作「子宝騒動」「ハワイ珍道中」「珍説忠臣蔵」など。
さい‐よ【宰予】
中国、春秋時代の魯の人。孔門の十哲の一人。字(あざな)は子我。昼寝を孔子に戒められた話が有名。生没年未詳。
さえぐさ‐かずこ【三枝和子】
[1929〜2003]小説家。兵庫の生まれ。日本ペンクラブ女性作家委員会初代委員長。「鬼どもの夜は深い」で泉鏡花文学賞受賞。他に「処刑が行なわれている」「薬子の京」など。
さかいだ‐かきえもん【酒井田柿右衛門】
[1596〜1666]江戸初期の陶工。肥前国有田の人。中国の上絵付けの技法を学び、日本で初めて赤絵の焼成に成功、国内外に大きな影響を与えた。子孫代々柿右衛門を名乗り、その作品をも柿右衛門という。
さかきばら‐しげる【榊原仟】
[1910〜1979]外科医。福井の生まれ。東京女子医大教授、筑波大学副学長、榊原記念病院院長。日本の心臓外科手術の開拓者の一人。著作に「医の心」など。
さかた‐の‐きんとき【坂田金時】
平安後期の武士。相模足柄山に生まれたと伝えられる。幼名、金太郎。源頼光の四天王の一人。後世の御伽草子などで伝説化され、五月人形となって残る。浄瑠璃・歌舞伎では快(怪)童丸の名で登場する。生没年未...
さくらまち‐の‐ちゅうなごん【桜町中納言】
平安後期の歌人、藤原成範(ふじわらのしげのり)の通称。通憲(みちのり)の子。桜を愛し、邸内に多く植えたという。
さだむね【貞宗】
南北朝時代、相模の刀工。通称彦四郎。正宗と併称される名工。正宗の養子ともいう。生没年未詳。
ジーメンス【Siemens】
(Ernst Werner von 〜)[1816〜1892]ドイツの電気技術者。電気機器メーカーのジーメンス社の創立者。自励式発電機・電気めっき法・電信装置・電気鉄道を発明。
(Karl ...