さいぐう‐の‐にょうご【斎宮女御】
[929〜985]平安中期の女流歌人。三十六歌仙の一人。本名、徽子(きし)。斎宮を務め、のち、村上天皇の女御。家集に「斎宮女御集」がある。承香殿女御。
さいとう‐さんき【西東三鬼】
[1900〜1962]俳人・歯科医。岡山の生まれ。本名、斎藤敬直。第二次大戦後、山口誓子を主宰者に「天狼」を創刊。句集「夜の桃」「今日」「変身」など。
さいとう‐たけし【斎藤勇】
[1887〜1982]英文学者。福島の生まれ。東大教授、東京女子大学長、国際基督教大学教授。著作に「英詩概論」「イギリス文学史」など。昭和50年(1975)文化功労者。
さかた‐しょういち【坂田昌一】
[1911〜1970]物理学者。東京生まれ。名大教授。湯川秀樹に協力して中間子を理論的に研究。電子の自己エネルギーの発散についての理論を起こし、朝永振一郎の繰り込み理論の素地を作った。素粒子の複...
さが‐てんのう【嵯峨天皇】
[786〜842]第52代天皇。在位809〜823。桓武天皇の皇子。名は神野(かみの)。「弘仁格式」「新撰姓氏録(しょうじろく)」などを編纂(へんさん)させ、蔵人所(くろうどどころ)・検非違使(...
さき‐の‐ちゅうしょおう【前中書王】
《「中書」は中務(なかつかさ)の唐名。中務卿であったところから》醍醐天皇の皇子兼明(かねあきら)親王の異称。
さくま‐しょうざん【佐久間象山】
[1811〜1864]江戸末期の学者。信濃松代藩士。名は啓(ひらき)。初め朱子学を、のちに蘭学を修め、西欧の科学技術の摂取による国力の充実を主張したが、京都で攘夷派に暗殺された。門下に勝海舟・吉...
さくらだ‐いちろう【桜田一郎】
[1904〜1986]化学者。京都の生まれ。京大教授。ドイツに留学。日本の高分子化学の基礎を築き、ビニロンなどを創製。文化勲章受章。
さくらば‐かずき【桜庭一樹】
[1971〜 ]小説家。島根の生まれ。「夜空に、満天の星」(のち「AD2015隔離都市」と改題)で作家デビュー。養父と娘の禁断の愛を描いた「私の男」で直木賞受賞。他に「少女には向かない職業」「赤...
さくらまち‐てんのう【桜町天皇】
[1720〜1750]第115代天皇。在位1735〜1747。中御門(なかみかど)天皇の第1皇子。名は昭仁(てるひと)。和歌に長じ、歌集「桜町院坊中御会和歌」「桜町院御集」などがある。