カフカ【Franz Kafka】
[1883〜1924]プラハ生まれの小説家。ドイツ語で作品を書いた。実存主義文学の先駆者。人間存在の不条理を、異常な事件にからませて写実的文体で描いた。作「変身」「審判」「城」「アメリカ」など。
から‐じゅうろう【唐十郎】
[1940〜2024]劇作家・演出家・俳優・小説家。東京の生まれ。本名、大鶴義英(おおつるよしひで)。状況劇場を率い、紅テント公演を行うなどアングラ演劇の代表的な存在。「少女仮面」で岸田国士(く...
かんぜ‐ひさお【観世寿夫】
[1925〜1978]能楽師。シテ方観世流。東京の生まれ。7世観世銕之丞の長男。戦後能楽界の旗手的存在として活躍。能楽研究や演劇運動も行った。
きくち‐ござん【菊池五山】
[1769〜1849]江戸後期の漢詩人。讃岐(さぬき)の人。名は桐孫(まさひこ)。通称、左太夫。市河寛斎に学び、のち江戸詩壇の代表的存在となった。著「五山堂詩話」。
きのした‐じゅんじ【木下順二】
[1914〜2006]劇作家。東京の生まれ。東大卒。「彦市ばなし」「夕鶴」などの民話劇と「山脈(やまなみ)」などのリアリズム演劇で、戦後の演劇界を代表する存在となる。演劇論・評論のほかシェークス...
クリムト【Gustav Klimt】
[1862〜1918]オーストリアの画家。象徴主義の影響下に、装飾性の強い官能美をたたえた作品を描き、ユーゲントシュティールの代表的存在となった。
クンデラ【Milan Kundera】
[1929〜2023]チェコの小説家。長編小説「冗談」で地位を築くが、のち、反体制派として作品の発表を禁じられる。1975年にフランスに亡命。他に「存在の耐えられない軽さ」「不滅」など。
ゲーテ
《Johann Wolfgang von Goethe》[1749〜1832]ドイツの詩人・小説家・劇作家。小説「若きウェルテルの悩み」などにより、シュトゥルム‐ウント‐ドラング(疾風怒濤(し...
こうの‐ばいれい【幸野楳嶺】
[1844〜1895]日本画家。京都の生まれ。初号、梅嶺。円山派・四条派に学び、明治の京都画壇の中心的存在となった。
こばやし‐ひでお【小林秀雄】
[1902〜1983]評論家。東京の生まれ。自意識と存在の問題を軸とする近代批評を確立。文化勲章受章。著「無常といふ事」「モオツアルト」「本居宣長」など。 江藤淳による評論。昭和36年(19...