まきの‐とみたろう【牧野富太郎】
[1862〜1957]植物分類学者。高知の生まれ。小学校中退、独学で植物学を研究。日本各地の植物を採集して歩き、多数の新種を発見・命名。すぐれた植物図を描き、植物採集会を指導するなど知識の普及に...
まざき‐じんざぶろう【真崎甚三郎】
[1876〜1956]軍人。陸軍大将。佐賀の生まれ。陸軍士官学校長・教育総監を歴任。皇道派の中心人物で、二・二六事件では関与を問われ起訴されたが無罪となった。
まつまえ‐しげよし【松前重義】
[1901〜1991]教育者・政治家。熊本の生まれ。逓信省で工学者として活躍。昭和18年(1943)航空科学専門学校(東海大学の前身)を創設。戦後は衆議院議員として科学技術政策などに取り組んだ。...
まなせ‐どうさん【曲直瀬道三】
[1507〜1594]室町後期・安土桃山時代の医者。京都の人。名は正盛。字(あざな)は一渓。足利学校に学び、田代三喜に中国医学を学んで、日本医学中興の祖とされる。将軍足利義輝や豊臣秀吉らの信任を...
まゆずみ‐としろう【黛敏郎】
[1929〜1997]作曲家。神奈川の生まれ。東京音楽学校卒。橋本国彦、伊福部昭らに師事。昭和28年(1953)、芥川也寸志、団伊玖磨と「三人の会」を結成。ミュージックコンクレート作品「X・Y・...
みぎし‐せつこ【三岸節子】
[1905〜1999]洋画家。愛知の生まれ。女子美術学校卒。三岸好太郎の妻。女流画家協会を設立。情熱的な色彩、重厚で力強い画風で知られる。「梔子(くちなし)」で芸術選奨を受賞したほか、「さいたさ...
みずたに‐ふとう【水谷不倒】
[1858〜1943]国文学者。愛知の生まれ。本名、弓彦。東京専門学校卒。近世文学研究の先駆的存在。著作に「近世列伝体小説史」「草双紙と読本の研究」「絵入浄瑠璃史」など。
みやぐち‐しづえ【宮口しづえ】
[1907〜1994]児童文学作家。長野の生まれ。木曽(きそ)馬籠(まごめ)の小学校教師を経て、同地の島崎藤村全集編纂室に勤務。作品は童話集「ミノスケのスキー帽」のほか、「ゲンと不動明王」「箱火...
みやけ‐よねきち【三宅米吉】
[1860〜1929]歴史学者・教育家。和歌山の生まれ。東京高等師範学校長・帝室博物館総長などを歴任。著「日本史学提要」「考古学研究」など。
みやざわ‐けんじ【宮沢賢治】
[1896〜1933]詩人・童話作家。岩手の生まれ。法華経に傾倒し、農学校教師・農業技師として農民生活の向上に尽くすかたわら、東北地方の自然と生活を題材に、詩や童話を書いた。詩集「春と修羅」、童...