なみかわ‐やすゆき【並河靖之】
[1845〜1927]七宝作家。京都の人。帝室技芸員。伝統的有線七宝の作家として無線七宝の濤川惣助と並び称された。また、黒色透明釉を開発したことでも知られる。
のりむね【則宗】
鎌倉初期の刀工。備前の人。福岡一文字(いちもんじ)派の祖。後鳥羽院の番鍛冶の一人とされる。「一」の銘を中心(なかご)に切ったので福岡一文字という。現存する作品は御物・国宝・重要文化財に指定されて...
ふじわら‐の‐ふひと【藤原不比等】
[659〜720]奈良初期の公卿。鎌足(かまたり)の二男。諡号(しごう)、文忠公・淡海公。右大臣。大宝律令・養老律令の編纂(へんさん)に参加。娘の宮子は文武天皇夫人、光明子は聖武天皇皇后となり、...
ほうしょう‐あらた【宝生新】
⇒ほうしょうしん(宝生新)
ほうしょう‐くろう【宝生九郎】
能楽師。シテ方宝生流家元の芸名。16世知栄(ともはる)[1837〜1917]が有名で、維新後の能楽復興に尽力。明治三名人の一人。
マスウーディ【al-Mas‘ūdī】
[896ころ〜956]アラブの歴史家・地理学者。バグダッド生まれ。ジャワからインド・西アジア・東アフリカまでを旅行し、「黄金の牧場と宝石の鉱山」など多くの著作を残した。
まるばし‐ちゅうや【丸橋忠弥】
[?〜1651]江戸前期の浪人。出羽の人という。宝蔵院流の槍術にすぐれ、江戸に道場を開く。由井正雪と共謀して慶安の変を企てたが、事前に発覚して処刑された。
歌舞伎狂言「樟紀流花見幕張(くすの...
まんげん‐しばん【卍元師蛮】
[1626〜1710]江戸前期の臨済宗の僧。相模の人。日本の僧の伝記の編纂を発願。三十余年諸国を歩いて資料を収集し、「延宝伝灯録」「本朝高僧伝」などを著した。
みうら‐やすむら【三浦泰村】
[?〜1247]鎌倉中期の武将。義村の子。通称、駿河次郎。鎌倉幕府評定衆。執権北条時頼とその外祖父安達景盛と対立し、鎌倉の法華堂に立てこもって戦ったが敗死。→宝治合戦
ミストラル【Frédéric Mistral】
[1830〜1914]フランスの詩人。生地プロバンス地方の言語と文学の復興・刷新に貢献。1904年ノーベル文学賞受賞。叙事詩「ミレイユ」、近代プロバンス語辞典「フェリブリージュ宝典」など。