たちばな‐の‐もろえ【橘諸兄】
[684〜757]奈良前期の官人・歌人。母は県犬養橘三千代(あがたいぬかいのたちばなのみちよ)。光明皇后の異父兄。初め葛城(かつらぎ)王。のち、臣籍に降り、橘宿禰(すくね)諸兄と改めた。藤原不比...
たんば‐の‐やすより【丹波康頼】
[912〜995]平安中期の医師。丹波の人。丹波宿禰(すくね)の姓を賜った。隋・唐の医学を集大成した「医心方(いしんぽう)」を完成。
ていか【定家】
⇒藤原定家(ふじわらのていか) 謡曲。三番目物。古くは「定家葛(ていかかずら)」とも。旅僧が京都千本付近のあずまやに雨宿りすると、式子(しきし)内親王の霊が現れ、生前契った定家の執心が葛(か...
ひらいわ‐ゆみえ【平岩弓枝】
[1932〜2023]小説家・劇作家。東京の生まれ。親しみやすいタッチで幅広いテーマを扱い、さまざまな時代を生きた女性を描き出し、共感を集める。「鏨師(たがねし)」で直木賞受賞。他に「花影の花」...
ふじもと‐ぎいち【藤本義一】
[1933〜2012]小説家・放送作家。大阪の生まれ。本名、義一(よしかず)。ラジオドラマや映画のシナリオを執筆するかたわら、テレビの深夜番組の司会、若手の漫才師の育成など幅広く活躍。小説では、...
みなかみ‐たきたろう【水上滝太郎】
[1887〜1940]小説家・評論家。東京の生まれ。本名、阿部章蔵。父の創立した生命保険会社に勤務するかたわら、「三田文学」などに作品を発表。小説「大阪」「大阪の宿」、評論・随筆集「貝殻追放」など。
むらやま‐とみいち【村山富市】
[1924〜 ]政治家。大分の生まれ。昭和47年(1972)日本社会党から衆議院議員初当選。細川連立政権が成立した翌年の平成5年(1993)党委員長に選ばれる。翌年、新生党などと対立が生じ連立離...
やなぎや‐こさん【柳家小さん】
落語家。 (3世)[1856〜1930]江戸の人。本名、豊島銀之助。「らくだ」「うどん屋」などの上方落語を東京に移す。夏目漱石が名人と賞賛したことでも有名。 (4世)[1888〜1947]東...
よこせ‐やう【横瀬夜雨】
[1878〜1934]詩人。茨城の生まれ。本名、虎寿。別号、利根丸・宝湖。河井酔茗・伊良子清白とともに文庫派の代表的詩人。恋愛叙情詩や地方色豊かな作品で知られた。詩集「夕月」「花守」「二十八宿」など。
よしおか‐おさむ【吉岡治】
[1934〜2010]作詞家。山口の生まれ。サトウ・ハチローに師事。代表作は歌謡曲「真赤な太陽」「さざんかの宿」「天城越え」、童謡「あわてんぼうのサンタクロース」など。紫綬褒章受章。