みやけ‐かほ【三宅花圃】
[1869〜1943]歌人・小説家。東京の生まれ。本名、竜子。雪嶺の妻。中島歌子に和歌を学んだ。小説「藪(やぶ)の鶯(うぐいす)」「萩桔梗(はぎききょう)」など。
みやざき‐こしょし【宮崎湖処子】
[1864〜1922]詩人・小説家・評論家。筑前の生まれ。本名、八百吉。雑誌・新聞の記者を経て牧師となり、明治の叙情詩の開拓者といわれた。小説「帰省」「空屋」、詩集「湖処子詩集」など。
みやざき‐さんまい【宮崎三昧】
[1859〜1919]小説家。江戸の生まれ。本名、璋蔵。新聞記者のかたわら、歴史小説を発表。作「嵯峨の尼物語」「桂姫」「塙団右衛門」など。
みやはら‐あきお【宮原昭夫】
[1932〜 ]小説家。神奈川の生まれ。予備校・学習塾の講師を経たのち、創作の道に入る。「誰かが触った」で芥川賞受賞。社会性の高い作風で知られるが、ユーモア小説も手がける。他に「石のニンフ達」「...
みやべ‐みゆき【宮部みゆき】
[1960〜 ]小説家。東京の生まれ。本姓、矢部。親しみやすい文体、身近な設定、巧みなストーリー展開で、推理・ミステリー・SF・時代小説など多彩な分野の作品を執筆。「理由」で直木賞、「模倣犯」で...
みやもと‐てる【宮本輝】
[1947〜 ]小説家。兵庫の生まれ。本名、正仁(まさひと)。広告代理店勤務ののち文筆活動に入る。「蛍川」で芥川賞受賞。エッセイストとしても人気が高い。他に「泥の河」「道頓堀川」「優駿」「人間の...
みやもと‐ゆりこ【宮本百合子】
[1899〜1951]小説家。東京の生まれ。本名、ユリ。旧姓、中条。17歳で「貧しき人々の群」を発表して注目され、のち、日本プロレタリア作家同盟に参加。再三検挙されながら抵抗の小説・評論を書き続...
ミュッセ【Alfred de Musset】
[1810〜1857]フランスの詩人・小説家・劇作家。感受性豊かなロマン派の叙情詩人で、女流作家ジョルジュ=サンドとの恋愛は有名。詩集「スペインとイタリアの物語」、小説「世紀児の告白」、戯曲「戯...
みよし‐きょうぞう【三好京三】
[1931〜2007]小説家。岩手の生まれ。本名、佐々木久雄。自らの教員体験を生かした作品や、郷里の東北を舞台にした小説を手がける。非行に走る娘とそれに振り回される家庭を描いた「子育てごっこ」で...
みよし‐とおる【三好徹】
[1931〜2021]小説家。東京の生まれ。本名、河上雄三。新聞記者を経て、社会派の推理小説やスパイ小説、時代小説などを精力的に執筆。「聖少女」で直木賞受賞。他に「風塵地帯」「チェ・ゲバラ伝」「...