しんばし‐ゆうきち【新橋遊吉】
[1933〜2018]小説家。大阪の生まれ。本名、馬庭胖(まにわゆたか)。競馬をテーマにした大衆小説を執筆。新しいギャンブル小説で人気を得る。「八百長」で直木賞受賞。他に「競馬天使」「競馬放浪記...
しんら‐ばんしょう【森羅万象】
[1754〜1809]江戸後期の狂歌師・戯作者・医師。江戸の人。本名、森島中良、のち桂川甫斎。通称、甫粲(ほさん)。狂号、竹杖為軽(たけづえのすがる)。平賀源内の門人で、2世風来山人と称した。洒...
しんらん【親鸞】
[1173〜1263]鎌倉初期の僧。浄土真宗の開祖。日野有範(ひのありのり)の子。比叡山で天台宗などを学び、29歳のとき法然に師事し、他力教に帰した。師の法難に連座して越後に流され、ここで恵信...
じんしゅう【神秀】
[606?〜706]中国、唐代の禅僧。開封(河南省)の人。初め儒学を学び、のち、出家して禅宗第五祖の弘忍に師事。慧能(えのう)の南宗禅に対する北宗禅の開祖。諡号(しごう)、大通禅師。
じんそん【尋尊】
[1430〜1508]室町時代の学僧。法相宗。興福寺大乗院門跡。一条兼良(かねら)の子。興福寺別当となり、長谷寺・薬師寺の別当を兼務して教学振興に努めたほか、「大乗院寺社雑事記」「大乗院日記目録...
すずき‐しゅんざん【鈴木春山】
[1801〜1846]江戸末期の医師・兵学者。三河の人。名は強。長崎で西洋医学を学び、また西洋兵学を研究し、国防の急務を説いた。著「三兵活法」「海上攻守略説」「西洋兵制」など。
すずき‐ちょうきち【鈴木長吉】
[1848〜1919]鋳金家。帝室技芸員。武蔵の人。本名嘉幸(かこう)、長吉は通称。岡野東竜斎に師事。蝋型(ろうがた)技法にすぐれ、海外博覧会に出品して賞を受けた。
すずき‐はるのぶ【鈴木春信】
[1725?〜1770]江戸中期の浮世絵師。江戸の人。本姓は穂積、通称、次郎兵衛。号、思古人。錦絵(にしきえ)の成立に中心的な役割を果たした。美人画を得意とし、遊里風俗や市井(しせい)の日常生活...
ずいけい‐しゅうほう【瑞渓周鳳】
[1392〜1473]室町中期の臨済宗の僧。和泉(いずみ)の人。号、臥雲(がうん)山人。南都で華厳を学び、景徳寺・等持寺・相国寺に歴住。のち、鹿苑院(ろくおんいん)塔主となった。足利義政の信任を...
せんじゅん【専順】
[1411〜1476]室町中期の連歌師。京都六角堂頂法寺の僧で、宗祇(そうぎ)の師といわれる。「新撰菟玖波集」に108句が入集。著「片端(かたはし)」「法眼専順連歌」など。