みやざき‐ゆうぜんさい【宮崎友禅斎】
江戸中期の京都の絵師。尾形光琳の画風を学び、模様染めの下絵を描いた。友禅染の創始者といわれる。生没年未詳。宮崎友禅。
みやざわ‐けんじ【宮沢賢治】
[1896〜1933]詩人・童話作家。岩手の生まれ。法華経に傾倒し、農学校教師・農業技師として農民生活の向上に尽くすかたわら、東北地方の自然と生活を題材に、詩や童話を書いた。詩集「春と修羅」、童...
みや‐しゅうじ【宮柊二】
[1912〜1986]歌人。新潟の生まれ。本名、肇。北原白秋に師事。清新な叙情を示す。歌誌「コスモス」を主宰。歌集「多く夜の歌」など。
みやはら‐あきお【宮原昭夫】
[1932〜 ]小説家。神奈川の生まれ。予備校・学習塾の講師を経たのち、創作の道に入る。「誰かが触った」で芥川賞受賞。社会性の高い作風で知られるが、ユーモア小説も手がける。他に「石のニンフ達」「...
みょうえん【明円】
[?〜1199]平安末期・鎌倉初期の円派の仏師。慶派の台頭した時期にあって、円派の伝統的な彫刻様式を伝えた。大覚寺の五大明王像などの作品がある。めいえん。
みょうちん【明珍】
室町時代より続いた甲冑師(かっちゅうし)の家名。明珍派とよばれ、関東で活躍したが、江戸時代には全国に分布、鐔(つば)・馬具なども製作した。
むじゃく【無着/無著】
《(梵)Asaṅgaの訳》[310〜390ころ]インドの大乗仏教の論師。世親の兄。ガンダーラの人。初め小乗の僧であったが、弥勒(みろく)から空観(くうがん)を学んで大乗に転じ、瑜伽(ゆが)行・唯...
むじゅう‐どうぎょう【無住道暁】
[1227〜1312]鎌倉後期の臨済宗の僧。鎌倉の人。号、一円。天台・真言を学び、円爾(えんに)に師事して臨済禅を修め、のち、尾張に長母寺を開山した。諡号は大円国師。著「沙石集」「雑談(ぞうだん...
メースン【Luther Whiting Mason】
[1828〜1896]米国の音楽教育家。明治13年(1880)来日、音楽取調掛の教師として日本の洋楽教育に貢献。
もくあん‐しょうとう【木庵性瑫】
[1611〜1684]中国、明の黄檗(おうばく)宗の僧。泉州の人。師の隠元に続いて明暦元年(1655)来日、宇治の黄檗山万福寺第2世を継いだ。また多くの寺を創建。勅号は慧明国師。