イブン‐ハルドゥーン【Ibn Khaldūn】
[1332〜1406]アラブの歴史家・歴史哲学者。チュニジアの生まれ。その著「歴史序説」は、文明の興隆・発展・衰退の過程を明らかにした独特の歴史観で有名。
いやなが‐しょうきち【弥永昌吉】
[1906〜2006]数学者。東京の生まれ。東大・学習院大学教授。整数論・代数学・幾何学を研究。日仏文化交流や平和運動にも積極的に関わる。著作に「幾何学序説」など。
ウィルヘルム‐テル【Wilhelm Tell】
伝説化されたスイスの英雄。14世紀初めごろ、スイス独立運動に活躍。弓の名人で、愛児の頭上のリンゴを弓で射た話は有名。ウィリアム=テル。 1 《原題、(ドイツ)Wilhelm Tell》シラ...
ウェスパシアヌス【Titus Flavius Vespasianus】
[9〜79]ローマ皇帝。在位69〜79。前帝ネロの治政下で乱れた社会秩序・財政を回復。また、神殿やコロセウムを建設するなど業績が多い。
エールリヒ【Eugen Ehrlich】
[1862〜1922]オーストリアの法学者。法社会学を提唱。社会団体の内面秩序としての法の探究が法学の任務と説く。著「法社会学の基礎論」など。エールリッヒ。
おう‐ゆう【王融】
[467〜493]中国、六朝時代の南斉の文人。琅邪臨沂(ろうやりんき)(山東省)の人。字(あざな)は元長。武帝の命で「曲水詩序」を作る。のち獄死。
おおつか‐ひさお【大塚久雄】
[1907〜1996]経済史学者。京都の生まれ。法大教授・東大教授・国際基督教大学教授。マックス=ウェーバーやマルクスを研究し資本主義形成について独自の理論を確立。著作に「株式会社発生史論」「近...
かいとう‐まつぞう【垣内松三】
[1878〜1952]国文学者・国語教育学者。岐阜の生まれ。国語・国文学の科学的研究を目ざし、欧米の学説を取り入れ、新たな解釈学と形象理論を唱えた。著「国語の力」「形象論序説」など。
こいずみ‐まこと【小泉丹】
[1882〜1952]動物学者。京都の生まれ。寄生虫学を専攻し、特に回虫について研究。著「蛔虫(かいちゅう)の研究」「進化学序講」など。
シモンズ【John Addington Symonds】
[1840〜1893]英国の批評家。スイスに居住。著「ダンテ研究序説」「イタリアルネサンス史」など。