シェーラー【Max Scheler】
[1874〜1928]ドイツの哲学者・社会学者。カントの形式主義倫理学に反対し、実質的価値倫理学を確立。現象学的方法を心理学・社会学・哲学などに適用した。晩年は、哲学的人間学の樹立に尽力。著「倫...
シムノン【Georges Simenon】
[1903〜1989]フランスの小説家。ベルギーの生まれ。推理小説・心理小説などで幅広く活躍。特に、メグレ警部を主人公とするシリーズは有名。
シュニッツラー【Arthur Schnitzler】
[1862〜1931]オーストリアの小説家・劇作家。精緻(せいち)な心理分析で、退廃的、享楽的な男女の姿を描いた。戯曲「アナトール」「輪舞」、小説「テレーゼ」など。
シュプランガー【Eduard Spranger】
[1882〜1963]ドイツの哲学者・教育学者。ディルタイの影響を受け、精神科学的心理学によって文化哲学・教育学に学問的基礎を与えようと努めた。著「生の諸形式」など。
ジェームズ【James】
(William 〜)[1842〜1910]米国の哲学者・心理学者。
の兄。プラグマティズムの創始者の一人。ドイツ観念論に反対し、哲学の実用的価値を提唱。著「心理学原理」「プラグマティズム」「...
ジャネ【Pierre Janet】
[1859〜1947]フランスの心理学者・精神医学者。ノイローゼやヒステリーに関する独自の理論を展開し、ユングらに影響を与えた。著作に「ヒステリーの精神状態」など。
スタンダール【Stendhal】
[1783〜1842]フランスの小説家。本名、マリー=アンリ=ベール(Marie Henri Beyle)。社会批判と心理描写にすぐれ、近代リアリズム小説の先駆者とされる。小説「赤と黒」「パルム...
スターン【Laurence Sterne】
[1713〜1768]英国の小説家・牧師。自由奔放な手法を用いて人間心理を精細に描いた。小説「トリストラム=シャンディ」、紀行文「センチメンタル‐ジャーニー」など。
スポック【Benjamin McLane Spock】
[1903〜1998]米国の小児科医。児童心理の発達に基づいた育児書、「スポック博士の育児書」で世界的に知られる。ベトナム戦争に反対する市民運動でも活躍した。
タルド【Jean Gabriel de Tarde】
[1843〜1904]フランスの社会学者・犯罪学者。社会の成立を、心理的な個人間の模倣によるとし、デュルケームの社会実在論と対立。また、群集に対する公衆の概念を明確にした。著「模倣の法則」「世論...