たかばやし‐よういち【高林陽一】
[1931〜2012]映画監督。京都の生まれ。学生時代から8ミリ・16ミリの映画を制作、海外で評価されたのち、国内でも注目される。暗い情念にエロスをにじませた作品が人気を呼ぶ。代表作「すばらしい...
たきぐち‐にゅうどう【滝口入道】
平安末期の僧。本名、斎藤時頼(さいとうときより)。平重盛に仕え、滝口の武士のとき、建礼門院の雑仕女(ぞうしめ)の横笛と恋愛、父の茂頼にいさめられて19歳で出家。嵯峨(さが)往生院で修行し、のち...
たざき‐そううん【田崎草雲】
[1815〜1898]日本画家。帝室技芸員。名は芸(うん)。幕末には足利藩士として尊王運動に奔走したが、明治維新後は画業に専心。文人画の指導的な役割を果たした。作品に「蓬莱仙宮図」など。
だて‐まさむね【伊達政宗】
[1567〜1636]安土桃山時代から江戸初期にかけての武将。出羽の人。畠山・蘆名氏を倒して奥州を制覇。のち、豊臣秀吉に仕えて朝鮮に出陣。関ヶ原の戦い・大坂の陣には徳川方につき仙台藩の基礎を固め...
ちり‐ましほ【知里真志保】
[1909〜1961]言語学者。北海道の生まれ。北大教授。アイヌ民族出身の学者として、アイヌ民族の言語を中心に神話・伝説・信仰・習俗などを広く研究。著「分類アイヌ語辞典」など。
つつみ‐ちよ【堤千代】
[1917〜1955]小説家。東京の生まれ。本名、文子。先天的な心臓疾患を抱えており、通学せず自宅で独学。「小指」およびその他の作品で女流作家として初めて直木賞受賞。他に「再会」「柳の四季」「カ...
トゥトゥ【Desmond Mpilo Tutu】
[1931〜2021]南アフリカ聖公会大主教。反アパルトヘイト運動の中心的指導者。1984年にヨハネスブルク主教。同年ノーベル平和賞受賞。ツツ。
とうごう‐せいじ【東郷青児】
[1897〜1978]洋画家。鹿児島の生まれ。本名、鉄春。未来派風の「パラソルさせる女」を第3回二科展に初出品し、二科賞を受賞。のち、二科会の中心的存在となり、会長を務める。甘美な色調と装飾性を...
とうどう‐しづこ【藤堂志津子】
[1949〜 ]小説家。北海道の生まれ。本名、熊谷政江。都会的な恋愛小説、特に中年女性の心理をえぐった作品で、同年輩の女性を中心に多くの読者を得る。「熟れてゆく夏」で直木賞受賞。他に「マドンナの...
とうやま‐みつる【頭山満】
[1855〜1944]国家主義者。福岡の生まれ。萩の乱で一時入獄。自由民権運動に参加後、国家主義に転じ、玄洋社を創立。強硬外交と大陸進出を唱え、在野で右翼の中心人物として活躍。