うえじま‐おにつら【上島鬼貫】
[1661〜1738]江戸中期の俳人。摂津国伊丹の人。名は宗邇(むねちか)。通称、与惣兵衛。別号、仏兄(さとえ)・槿花翁(きんかおう)など。伊丹派の中堅として活躍。俳論「独(ひとり)ごと」、句文...
うえだ‐あきなり【上田秋成】
[1734〜1809]江戸後期の国学者。浮世草子・読本の作者。大坂の人。本名、東作。別号、無腸。著作に読本「雨月物語」「春雨物語」、随筆「胆大小心録」、歌文集「藤簍冊子(つづらぶみ)」など。
うえむら‐ぶんらくけん【植村文楽軒】
人形浄瑠璃の文楽座座元。 (初世)[1751〜1810]江戸時代後期の人。大坂に人形浄瑠璃座「高津(こうづ)新地の席」を創設、文楽座の基礎を築いた。 (4世)[1813〜1887]江戸後期か...
うじ‐かがのじょう【宇治加賀掾】
[1635〜1711]江戸前期の古浄瑠璃最後の名人。紀伊の人。前名、宇治嘉太夫(かだゆう)。京都を中心に活躍。古浄瑠璃と義太夫節の橋渡しの役割を果たした。
うたがわ‐くによし【歌川国芳】
[1798〜1861]江戸後期の浮世絵師。江戸の人。通称、孫三郎。号、一勇斎など。初世歌川豊国に学び、特に勇壮な武者絵で名声を得た。洋風の風景画や風刺画にもすぐれた。
うたがわ‐とよひろ【歌川豊広】
[1773〜1830]江戸後期の浮世絵師。江戸の人。通称、岡島藤次郎。号、一柳斎。豊春の弟子。美人画、草双紙の仇討(あだう)ち物の挿絵を得意とし、肉筆画にもすぐれ、同門の初世豊国とともに歌川派の...
うたがわ‐ひろしげ【歌川広重】
[1797〜1858]江戸後期の浮世絵師。江戸の人。本姓、安藤。歌川豊広に師事。広重の名を与えられ、一遊斎・一幽斎などと号した。叙情性と親しみやすさに富んだ風景画にすぐれ、代表作の「東海道五十三...
うだがわ‐げんずい【宇田川玄随】
[1756〜1798]江戸中期の蘭学者。江戸の人。津山藩医。名は晋。号、槐園(かいえん)。オランダの内科書「西説内科撰要」を翻訳。蘭学の発展に尽力した。
うだがわ‐しんさい【宇田川榛斎】
[1770〜1835]江戸後期の蘭医。伊勢の人。本名、安岡璘。字(あざな)は玄真。玄随の養子。翻訳にすぐれ、「遠西医方名物考」「和蘭内景医範提綱」などを刊行。
うだがわ‐ようあん【宇田川榕庵】
[1798〜1846]江戸後期の蘭学者。日本の化学の開拓者。江戸の人。本名、江沢榕。蘭学者の江沢養樹の子。榛斎の養子。馬場佐十郎らに蘭学を学び、化学・植物学・薬学に通じた。著「舎密開宗(セイミか...