くすみ‐もりかげ【久隅守景】
江戸初期の画家。江戸の人。号、無下斎・一陳翁。狩野探幽(かのうたんゆう)に師事、のち破門されたという。農民・庶民の風俗を描いた「夕顔棚納涼図」「耕作図」が有名。生没年未詳。
くつみ‐けっそん【久津見蕨村】
［1860〜1925］ジャーナリスト・思想家。江戸の生まれ。本名、息忠(やすただ)。自由主義思想家として知られ、「万朝報(よろずちょうほう)」などで評論活動を展開。著作に「自由思想」「無政府主義...
くどう‐へいすけ【工藤平助】
［1734〜1801］江戸中期の医師・経世家。紀伊の人。名は球卿。海防・開港貿易・蝦夷地(えぞち)開発を主張、「赤蝦夷風説考」を著し、ロシア南下に対する備えを説いた。
くにかね【国包】
［1592〜1665］江戸初期の刀工。仙台の人。山城大掾(やましろのだいじょう)を受領し、後年は用恵と号した。
くにさだ【国貞】
江戸初期の刀工。日向(ひゅうが)の人。本名、藤原国貞。和泉守(いずみのかみ)。京都一条堀川の国広の門人。生没年未詳。 
⇒歌川国貞(うたがわくにさだ)
くにさだ‐ちゅうじ【国定忠次】
［1810〜1851］江戸末期の侠客。上野(こうずけ)の国定村の人。本名、長岡忠次郎。賭場(とば)荒らし・関所破りなどの罪で磔(はりつけ)の刑に処せられた。後世、講談・浪曲・芝居などに脚色。国...
くにとも‐とうべえ【国友藤兵衛】
［1778〜1840］江戸後期の科学者・鉄砲鍛冶(てっぽうかじ)。近江(おうみ)の人。名は重恭。号、一貫斎。家は代々、幕府の御用鉄砲鍛冶職。自製の天体望遠鏡で太陽の黒点を観測。また、空気銃・ポン...
くろずみ‐むねただ【黒住宗忠】
［1780〜1850］江戸後期の神道家。黒住教の教祖。備前国御野郡の禰宜(ねぎ)で、大病の回復と神秘体験を得て回心、黒住教を開いた。
くろだ‐ながまさ【黒田長政】
［1568〜1623］安土桃山から江戸初期の武将。孝高(よしたか)の子。豊臣秀吉に従い、九州平定、文禄の役・慶長の役に活躍。秀吉死後、関ヶ原の戦いでは徳川方につき、大功を立てて筑前52万石を拝領。
ぐどう‐とうしょく【愚堂東寔】
［1577〜1661］安土桃山から江戸前期の臨済宗の僧。美濃の人。妙心寺聖沢庵の庸山景庸に師事して法を継ぎ、妙心寺に三度住し、後水尾院らの帰依を受けた。大円宝鑑国師。
