イシドルス【Isidorus Hispalensis】
[560ころ〜636]スペイン、セビリアの大司教。カルタヘナの生まれ。西方教会最後の教父といわれる。神学・歴史・文学・科学に通じ、学芸を指導。スペインのキリスト教化にも大いに貢献。著「語源論」は...
えおん【慧遠】
[334〜416]中国、東晋の僧。中国浄土教の祖とされる。廬山(ろざん)に入り修行・教化を行い、同志と白蓮社(びゃくれんしゃ)を設立。出家は王権に屈服する必要はないとする「沙門不敬王者論」を著し...
くうや【空也】
[903〜972]平安中期の僧。空也念仏の祖。生地・出自など未詳。諸国を巡歴して南無阿弥陀仏の名号(みょうごう)を唱え、教化(きょうけ)に努めながら道・橋・寺などを造り、市(いち)の聖(ひじり)...
こう‐けんし【寇謙之】
[365〜448]中国、南北朝時代の北魏の道士。上谷(河北省)の人。字(あざな)は輔真(ほしん)。太武帝の支持を得て仏教を排斥し、道教を国教化した。
しゅく‐そんつう【叔孫通】
中国、前漢の儒者。号、稷嗣君。薛(せつ)(山東省)の人。高祖・恵帝に仕え、漢の諸儀法を制定。武帝のときの儒教国教化の基礎をつくった。生没年未詳。
しんらん【親鸞】
[1173〜1263]鎌倉初期の僧。浄土真宗の開祖。日野有範(ひのありのり)の子。比叡山で天台宗などを学び、29歳のとき法然に師事し、他力教に帰した。師の法難に連座して越後に流され、ここで恵信...
すずき‐しょうさん【鈴木正三】
[1579〜1655]江戸初期の禅僧・仮名草子作者。三河の人。名は重三(しげみつ)。徳川家康・秀忠に仕えたが、のち出家。曹洞(そうとう)禅を修め、独自の仁王禅を唱えた。諸国を遍歴し、教化のために...
たあ【他阿】
[1237〜1319]鎌倉中期の時宗の僧。法号は真教房蓮阿、のち他阿弥陀仏。一遍と教化事業を進め、二祖遊行(ゆぎょう)上人ともよばれた。
とうざん‐りょうかい【洞山良价】
[807〜869]中国、唐代の僧。曹洞宗の祖。会稽(浙江(せっこう)省)の人。洞山(江西省)普利院に住して教化に努めた。弟子の曹山本寂(そうざんほんじゃく)がその禅風を高揚したので、二人の名から...
ドミニクス【Dominicus de Guzman】
[1170ころ〜1221]スペインのカトリック教会修道士。南フランスの異端アルビ派の教化に努め、1216年ツールーズ近郊にドミニコ修道会を創設した。ドミニコ。