おおしま‐ますみ【大島真寿美】
[1962〜 ]小説家。愛知の生まれ。劇団を主宰の後、小説家に転身。平成4年(1992)「春の手品師」で文学界新人賞を受賞し作家デビュー。近松半二の生涯を描いた小説「渦 妹背山婦女庭訓(いもせや...
おぎゅう‐そらい【荻生徂徠】
[1666〜1728]江戸中期の儒学者。江戸の人。名は双松(なべまつ)。字(あざな)は茂卿(しげのり)。別号、蘐園(けんえん)。また、物部氏の出であることから、中国風に物(ぶつ)徂徠と自称。朱子...
おぐり‐ふうよう【小栗風葉】
[1875〜1926]小説家。愛知の生まれ。本名、加藤磯夫。尾崎紅葉の門下。構成の巧みさと美文体を特色とするが、自然主義風の作品も発表。「亀甲鶴(きっこうづる)」「恋慕(れんぼ)流し」「青春」など。
おざき‐まさよし【尾崎雅嘉】
[1755〜1827]江戸後期の国学者。大坂の人。通称、春蔵。号、蘿月・華陽。和漢のほか歌もよくした。著「群書一覧」「百人一首一夕話(ひとよがたり)」など。
おづ‐やすじろう【小津安二郎】
[1903〜1963]映画監督。小市民映画で作品のスタイルを確立。日本の家庭生活を描き続けて数々の名作を生み出した。代表作「生れてはみたけれど」「晩春」「麦秋」「東京物語」など。
おやまだ‐ともきよ【小山田与清】
[1783〜1847]江戸後期の国学者。武蔵の人。一時、高田姓を名のる。号は松屋(まつのや)。村田春海(むらたはるみ)に師事、故実考証の学に通じた。「八洲文藻」を撰し、著書に「松屋筆記」がある。
ストラビンスキー【Igor' Fyodorovich Stravinskiy】
[1882〜1971]ロシア生まれのアメリカの作曲家。新古典主義・十二音技法と、作風を変容させながら、現代音楽の展開に大きな影響を与えた。作品に「火の鳥」「ペトルーシュカ」「春の祭典」など。
ぜんちく‐やごろう【善竹弥五郎】
[1883〜1965]狂言師。大蔵流。京都の生まれ。本名、茂山久治。前名、茂山弥五郎。昭和38年(1963)シテ方金春流(こんぱるりゅう)家元から善竹の姓を贈られて改姓。人間味のあふれた世話物風...
やまだ‐かつろう【山田克郎】
[1910〜1983]小説家。朝鮮の生まれ。本名、克朗。戦中・戦後にわたり海洋を舞台にした青春冒険小説を数多く手がける。他に人物の評伝や、麻雀にまつわる小説なども執筆した。「海の廃園」で直木賞受...
やまもと‐かけい【山本荷兮】
[1648〜1716]江戸前・中期の俳人・医師。名古屋の人。名は周知。芭蕉門下で、俳諧七部集のうち「冬の日」「春の日」「曠野(あらの)」を編む。のち蕉風を離れ、晩年は連歌に転じた。