カンディンスキー【Wassily Kandinsky】
[1866〜1944]ロシア生まれの画家。表現主義を経て抽象絵画の創始者の一人となる。モスクワやワイマールのバウハウスで教鞭(きょうべん)を執り、晩年はフランスに帰化。
きしだ‐りゅうせい【岸田劉生】
[1891〜1929]洋画家。東京の生まれ。吟香の子。白馬会洋画研究所で学び、のちフュウザン会を結成。北方ルネサンス特にデューラーの影響を受けて細密な写実描写に転じ、草土社を創立。晩年は宋元画・...
くすのき‐まさのり【楠木正儀】
南北朝時代の武将。正成の三男。兄正行戦死以後、楠木氏の棟梁(とうりょう)として活躍。のち、南北両朝の和議を図り、あるいは北朝方につき、また南朝方に帰るなど去就が複雑であった。晩年は不明。生没年未詳。
くまざわ‐ばんざん【熊沢蕃山】
[1619〜1691]江戸前期の儒学者。山城の人。名は伯継。字(あざな)は了介(りょうかい)。別号、息游軒。中江藤樹に陽明学を学び、岡山藩主池田光政に仕えた。晩年、政治批判で幕府に疎まれ、幽囚中...
けいちゅう【契沖】
[1640〜1701]江戸前期の国学者・歌人。摂津の人。俗姓、下川。高野山で修行して阿闍梨(あじゃり)位を得る。晩年は大坂高津の円珠庵に隠棲。下河辺長流の業を継いで「万葉代匠記」を完成、国学発展...
げっせん【月僊】
[1741〜1809]江戸中期の画僧。尾張の人。名は玄瑞。京都知恩院に住み、円山応挙や与謝蕪村の影響を受け、山水・人物画にすぐれた。晩年、私財を投じて伊勢山田に寂照寺を再興。
げん‐そう【玄宗】
[685〜762]中国、唐の第6代皇帝。在位712〜756。姓は李、名は隆基。諡号(しごう)は明皇帝。「開元の治」とよばれる太平の世を築いたが、晩年は楊貴妃(ようきひ)に溺れて安史の乱を招いた。
こう‐し【孔子】
[前552〜前479]中国、春秋時代の学者・思想家。魯(ろ)の陬邑(すうゆう)(山東省曲阜(きょくふ))に生まれる。名は丘(きゅう)。字(あざな)は仲尼(ちゅうじ)。諡(おくりな)は文宣王。早く...
こう‐そう【高宗】
[628〜683]中国、唐の第3代皇帝。在位649〜683。諱(いみな)は治。太宗の第9子。高句麗(こうくり)の平定、西域への進出など、唐の版図を広げたが、晩年は則天武后に実権を握られた。 ...
ゴーギャン【Paul Gauguin】
[1848〜1903]フランスの画家。大胆な装飾的構図・色彩を特色とし、晩年はタヒチ島に渡り、現地の人々を描いた。著「ノア‐ノア」など。ゴーガン。→後期印象派