みねざき‐こうとう【峰崎勾当】
江戸後期の地歌・箏曲(そうきょく)の演奏家・作曲家。天明・寛政(1781〜1801)ごろに大坂で活躍。「雪」「袖香炉」「越後獅子」などの名曲を作曲した。生没年未詳。
むらやま‐さこん【村山左近】
江戸前期の歌舞伎俳優。堺の人。寛永17年(1640)ごろ、江戸に下って村山座に出演、女方舞踊で一世を風靡(ふうび)した。生没年未詳。
むろ‐きゅうそう【室鳩巣】
[1658〜1734]江戸中期の儒学者。江戸の人。名は直清。別号、滄浪。加賀前田家に仕え、藩命により木下順庵に学び、朱子学を信奉。のち、新井白石の推挙で将軍徳川吉宗の侍講となる。著「六諭衍義(り...
メルロ‐ポンティ【Maurice Merleau-Ponty】
[1908〜1961]フランスの哲学者。後期フッサールの現象学に強い影響を受け、人間的主体としての身体をありのままに記述する独自の現象学を展開した。著「行動の構造」「知覚の現象学」「シーニュ」など。
メンガー【Menger】
(Karl 〜)[1840〜1921]オーストリアの経済学者。オーストリア学派の始祖。ジェボンズ・ワルラスとともに、ほとんど同時期に限界効用理論を確立、近代経済学の創始者の一人となった。著「国...
めんざん‐ずいほう【面山瑞方】
[1683〜1769]江戸中期の曹洞宗の僧。肥後の人。卍山道白(まんざんどうはく)・損翁宗益らに師事。曹洞宗の中興と称される。著「正法眼蔵渉典録」など。
メンデレーエフ【Dmitriy Ivanovich Mendeleev】
[1834〜1907]ロシアの化学者。1869年に元素の周期律を発見。既知の元素の原子量を訂正、未発見の元素の存在と性質を予告。また、ロシア産業の発展のために多方面で尽力。著「化学の原理」。
ゆうき‐ひでやす【結城秀康】
[1574〜1607]江戸初期の武将。徳川家康の次男。羽柴秀吉の養子となり、のち下総の結城晴朝の養子となる。関ヶ原の戦いののち、松平姓に戻り、福井藩主として越前67万石を領した。
ゆうてん【祐天】
[1637〜1718]江戸中期の浄土宗の僧。陸奥(むつ)の人。字(あざな)は愚心。号、明蓮社顕誉。徳川綱吉・家宣らの帰依を受け、増上寺の第36世を継ぎ、大僧正となった。
ろげん‐ぼう【廬元坊】
[1688〜1747]江戸中期の俳人。美濃の人。本名、仙石与兵衛。別号、里紅。各務支考(かがみしこう)の後継者として美濃派の基礎を築いた。