セバスティアヌス【Sebastianus】
古代ローマ、ディオクレチアヌス帝の近衛兵。3世紀末頃キリスト教徒となるが、迫害を受け殉教したと伝えられる。弓矢で射られて殉教する美しい若者の像としてよく描かれ、疫病に対する守護聖人とされる。生没...
そん‐けん【孫堅】
[157ころ〜192]中国、後漢末の武将。孫権の父。黄巾(こうきん)の乱の平定に参加、続いて董卓(とうたく)の軍と戦った。のち、荊州の攻略の際に戦死。孫権により武烈皇帝と追尊された。
ぞうろく【蔵六】
[1822〜1877]江戸末期から明治初期の陶工。京都の人。姓は真清水(ましみず)。五条坂に開窯。青磁・染め付けを得意とした。
たいら‐の‐しげひら【平重衡】
[1157〜1185]平安末期の武将。清盛の子。源頼政を宇治川で破り、東大寺・興福寺を焼いた。のち、一ノ谷の戦いで敗れ、捕らえられて鎌倉へ送られたが、南都僧徒の要求により木津川で斬られた。
たいら‐の‐しげもり【平重盛】
[1138〜1179]平安末期の武将。清盛の長子。保元・平治の乱の功により左近衛大将・内大臣。清盛による後白河法皇幽閉を諫止(かんし)。病のため退官、父に先だって病死。謹直、武勇にすぐれた人物と...
たいら‐の‐ただのり【平忠度】
[1144〜1184]平安末期の武将・歌人。忠盛の子。清盛の弟。薩摩守(さつまのかみ)。藤原俊成に師事して和歌をよくし、平氏西走の途中、京都に引き返して師に詠草1巻を託した話は有名。一ノ谷の戦い...
たいら‐の‐ただもり【平忠盛】
[1096〜1153]平安末期の武将。正盛の子。清盛の父。白河・鳥羽上皇の信任が厚く、検非違使(けびいし)から刑部(ぎょうぶ)卿に累進、内昇殿を許された。日宋貿易により財力を得、公家的素養もあっ...
たいら‐の‐ときただ【平時忠】
[1128〜1189]平安末期の公卿。時子・滋子の兄。検非違使(けびいし)別当・権大納言。平氏政権中の重要な地位を占めた。「平氏にあらざれば人にあらず」の言葉は有名。壇ノ浦の戦いの後捕らえられ、...
たいら‐の‐とももり【平知盛】
[1152〜1185]平安末期の武将。清盛の四男。権中納言。源頼政を宇治で、源行家を播磨(はりま)室山で破った。一ノ谷の戦いで奮戦し、のち、壇ノ浦の戦いで入水。謡曲・浄瑠璃などに脚色される。
たいら‐の‐のりつね【平教経】
[1160〜1185]平安末期の武将。教盛の子。能登守。勇猛で、源義仲の軍を水島に破り、屋島の戦いでは佐藤継信を射殺。壇ノ浦の戦いで源義経を取り逃がして入水。