ささき‐きいち【佐々木基一】
[1914〜1993]評論家。広島の生まれ。本名、永井善次郎。第二次大戦後、文芸・前衛芸術・映像文化など幅広い分野の評論活動に活躍。雑誌「近代文学」創刊に参加。著作に「私のチェーホフ」「個性復興...
ささき‐そういち【佐々木惣一】
[1878〜1965]法学者。鳥取の生まれ。憲法および行政法の権威として、天皇機関説、民本主義を主張。京大教授。在任中、滝川事件に連座して退官、のち、立命館大学学長。第二次大戦後、帝国憲法の改正...
さた‐いねこ【佐多稲子】
[1904〜1998]小説家。長崎の生まれ。本名、イネ。「キャラメル工場から」でデビュー。左翼運動に身を投じ、共産党に入党するが、のち除名。他に「女の宿」「樹影」「時に佇(た)つ」「月の宴」など。
さたけ‐しょざん【佐竹曙山】
[1748〜1785]江戸中期の洋風画家。秋田藩主。名は義敦(よしあつ)。家臣の小田野直武とともに平賀源内に西洋画法を学び、写実的な花鳥画・風景画を多く描いた。日本最初の西洋画論「画法綱領」など...
さっさ‐じっちく【佐々十竹】
[1640〜1698]江戸前期の儒学者。讃岐の人。名は宗淳。水戸藩に登用されて、「大日本史」編纂(へんさん)のため全国に史料探訪した。彰考館総裁。
さっさ‐せいせつ【佐々醒雪】
[1872〜1917]国文学者・俳人。京都の生まれ。本名、政一(まさかず)。近世俳諧・歌謡の研究者。また、俳句結社「筑波会」同人として作句。著「連俳小史」「俗曲評釈」「修辞法講話」など。
さっさ‐なりまさ【佐々成政】
[?〜1588]安土桃山時代の武将。尾張の人。はじめ織田信長に仕え、本能寺の変後、小牧・長久手の戦で豊臣秀吉に対抗。のち秀吉に仕え、肥後の熊本城主となったが、失政をとがめられて切腹。
さとう‐げんげん【佐藤玄々】
[1888〜1963]彫刻家。福島の生まれ。本名、清蔵。別号、朝山。山崎朝雲に師事。日本美術院同人。フランスでブールデルに学び、木彫に新生面を開いた。
さとう‐さとる【佐藤さとる】
[1928〜2017]児童文学作家。神奈川の生まれ。本名、暁(さとる)。自費出版した「だれも知らない小さな国」が注目され、本格的ファンタジーとして評価を受ける。他に「おばあさんのひこうき」「小さ...
ザックス【Hans Sachs】
[1494〜1576]ドイツのマイスタージンガー。本業は靴職人。ユーモアと教訓に富む職匠歌・説話詩・謝肉祭劇などを多数残した。