はしもと‐へいはち【橋本平八】
[1897〜1935]彫刻家。三重の生まれ。日本美術院同人。佐藤朝山に師事。木彫を得意とし、独創的な作品を制作。代表作に「裸形少年像」「牛」「花園に遊ぶ天女」など。
はしもと‐めいじ【橋本明治】
[1904〜1991]日本画家。島根の生まれ。美人画で活躍。また、法隆寺金堂壁画の模写主任となり、金堂焼失後にも再現模写に参加。文化勲章受章。
はせがわ‐かずお【長谷川一夫】
[1908〜1984]映画俳優。京都の生まれ。林長丸・林長二郎の芸名を経て本名を名のる。初世中村鴈治郎の門人となり、関西歌舞伎で活躍。のち、映画界に入り、主に時代劇に出演。没後、国民栄誉賞受賞。...
はせがわ‐さぶろう【長谷川三郎】
[1906〜1957]洋画家。山口の生まれ。日本における抽象絵画の先駆者の一人で、自由美術家協会の設立に参加。また、海外への日本の前衛美術の紹介にも努めた。
はせがわ‐しぐれ【長谷川時雨】
[1879〜1941]劇作家・小説家。東京の生まれ。本名、ヤス。三上於菟吉(みかみおときち)の妻。雑誌「女人芸術」を創刊し、女流作家の団結と地位向上に努めた。戯曲「花王丸」「さくら吹雪」など。
はなやぎ‐しょうたろう【花柳章太郎】
[1894〜1965]新派俳優。東京の生まれ。本姓、青山。喜多村緑郎の門下。昭和14年(1939)新生新派を結成。第二次大戦後は劇団新派の統率者となり、新派の女方芸を完成させた。代表的な舞台に「...
はにや‐ゆたか【埴谷雄高】
[1909〜1997]小説家・文芸評論家。台湾の生まれ。本名、般若(はんにゃ)豊。昭和6年(1931)日本共産党に入党するが、翌年検挙される。転向出獄ののち、雑誌「近代文学」の創刊に参加し、長編...
はら‐マルチノ【原マルチノ】
[1568?〜1629]安土桃山時代の天正遣欧使節の副使。肥前の人。マルチノは洗礼名で、本名は未詳。帰国後、通訳・出版に活躍。
はんむら‐りょう【半村良】
[1933〜2002]小説家。東京の生まれ。本名、清野平太郎。SFの手法を取り入れた伝奇的な時代小説で人気を得る。特に、市井に生きる人々の目を通して歴史を仮構した人情ものが評価された。「雨やどり...
ばしょう【芭蕉】
⇒松尾芭蕉(まつおばしょう) 山本健吉によるの評論。昭和30年(1955)から昭和31年(1956)にかけて「その鑑賞と批評」「奥の細道まで」「終焉まで」の全3部を刊行。著者は本作の功績な...