はく‐らくてん【白楽天】
⇒白居易(はくきょい) 謡曲。脇能物。宝生を除く各流。唐の白楽天が日本の知恵を探りに来ると、住吉明神が和歌をもって対抗し、船もろとも追い返す。
はしぐち‐ごよう【橋口五葉】
[1880〜1921]版画家。鹿児島の生まれ。本名、清。橋本雅邦に師事。独自の近代浮世絵版画を完成。夏目漱石・泉鏡花・永井荷風らの本も装丁した。
はしもと‐くにひこ【橋本国彦】
[1904〜1949]作曲家。東京の生まれ。欧州へ留学し、シェーンベルクらに師事。日本の現代歌曲の道を開いた。作品に「お菓子と娘」など。
はしもと‐しんきち【橋本進吉】
[1882〜1945]国語学者。福井の生まれ。日本語の歴史的研究に力をそそぎ、音韻史の分野では上代特殊仮名遣いを解明。また、室町時代末の音韻体系をキリシタン資料によって再構した。文法研究の分野で...
はせがわ‐しん【長谷川伸】
[1884〜1963]小説家・劇作家。神奈川の生まれ。本名、伸二郎。新聞記者を経て、大衆小説や時代物の戯曲を多数発表、股旅物(またたびもの)の創始者といわれる。小説「夜もすがら検校(けんぎょう)...
はせがわ‐せんし【長谷川千四】
[1689〜1733]江戸中期の浄瑠璃作者。大和の人。長谷寺の僧侶の出。竹本座の座付きで、文耕堂・竹田出雲との合作が多い。作「鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき)」「壇浦兜軍記(だん...
はせがわ‐てんけい【長谷川天渓】
[1876〜1940]評論家・英文学者。新潟の生まれ。本名、誠也。雑誌「太陽」の編集に従事。自然主義の論客として脚光を浴びた。評論集「自然主義」など。
はなむら‐まんげつ【花村万月】
[1955〜 ]小説家。東京の生まれ。本名、吉川一郎。高校中退後、全国を放浪する生活を続ける。旅行中につけていた日記を友人が雑誌に投稿、入選したのをきっかけに創作活動に入り、「ゲルマニウムの夜」...
パク‐チョンヒ【朴正熙】
[1917〜1979]韓国の軍人・政治家。1961年の軍事革命を主導し、63年に第5代大統領となる。第9代まで務め日韓基本条約の締結、経済の高度成長を促進。独裁に傾き、79年暗殺された。ぼくせい...
パジェス【Léon Pagès】
[1814〜1886]フランスの外交官・日本研究家。公使館付として中国に滞在。著「日本関係図書目録」「日本切支丹宗門史」「日仏辞書」。