あらい‐もとこ【新井素子】
[1960〜 ]小説家。東京の生まれ。本姓、手嶋。高校在学中に「あたしの中の…」で第1回奇想天外SF新人賞に佳作入選し作家デビュー。女学生の話し言葉を取り入れた独特の文体で注目される。「チグリス...
おう‐ひつ【王弼】
[226〜249]中国、三国時代の魏(ぎ)の思想家。山陽(河南省)の人。字(あざな)は輔嗣(ほし)。幼くして高名をはせ、何晏(かあん)とともに玄学(老荘の学)の始祖といわれる。著「周易注」「老子...
おもだか‐ひさたか【沢瀉久孝】
[1890〜1968]国文学者。三重の生まれ。万葉集の研究に専念し、訓詁注釈に業績を残した。著「万葉集注釈」「万葉の作品と時代」「万葉古径」など。
これえだ‐ひろかず【是枝裕和】
[1962〜 ]映画監督。東京の生まれ。テレビで多くのドキュメンタリー番組を手がけたのち、宮本輝原作の「幻の光」で監督デビューし、国内外で注目される。監督作品「歩いても 歩いても」がマルデルプラ...
さとう‐さとる【佐藤さとる】
[1928〜2017]児童文学作家。神奈川の生まれ。本名、暁(さとる)。自費出版した「だれも知らない小さな国」が注目され、本格的ファンタジーとして評価を受ける。他に「おばあさんのひこうき」「小さ...
さわき‐こうたろう【沢木耕太郎】
[1947〜 ]ノンフィクション作家。東京の生まれ。本名は非公開。「若き実力者たち」「敗れざる者たち」で注目を集め、日本社会党委員長浅沼稲次郎刺殺事件を題材とした「テロルの決算」で大宅壮一ノンフ...
さわだ‐ふじこ【沢田ふじ子】
[1946〜 ]小説家。愛知の生まれ。高校教師、京都の西陣織工を経て作家活動に入り「石女(うまずめ)」で注目される。短編「寂野(さみしの)」と長編「陸奥甲冑記(みちのくかっちゅうき)」で吉川英治...
しまだ‐まさひこ【島田雅彦】
[1961〜 ]小説家。東京の生まれ。東京外大在学中に「優しいサヨクのための嬉遊曲」でデビュー、芥川賞候補となり日本のポストモダン文学の旗手として注目される。「夢遊王国のための音楽」で野間文芸新...
べつやく‐みのる【別役実】
[1937〜2020]劇作家。満州の生まれ。広島の被爆者を描いた「象」で注目され、昭和43年(1968)には「マッチ売りの少女」「赤い鳥の居る風景」で岸田国士戯曲賞を受賞。その後も、日本の不条理...
みよし‐やすのぶ【三善康信】
[1140〜1221]鎌倉幕府初代問注所執事。法名、善信。母が源頼朝の乳母の妹であった関係から、伊豆に配流中の頼朝に京都の状況を報告。のち、鎌倉に招かれて問注所執事となった。