いいだ‐だこつ【飯田蛇笏】
[1885〜1962]俳人。山梨の生まれ。本名、武治。別号、山廬(さんろ)。早大中退。高浜虚子に俳句を学び、「ホトトギス」に参加。俳誌「雲母(うんも)」を主宰。句集に「山廬集」「霊芝」「白岳」「...
いのうえ‐じゅんのすけ【井上準之助】
[1869〜1932]銀行家・政治家。大分の生まれ。横浜正金銀行頭取・日本銀行総裁・大蔵大臣などを歴任。昭和5年(1930)金解禁を断行。民政党の筆頭総務として選挙戦中、血盟団団員に暗殺された。
きょうごく‐たかつぐ【京極高次】
[1563〜1609]安土桃山・江戸初期の武将。妻は豊臣秀吉の側室淀君の妹。織田信長、のち豊臣秀吉に仕え、九州征伐などに従軍。近江(おうみ)大津城主。関ヶ原の戦いでは東軍につき、若狭小浜8万5千...
きょし【虚子】
⇒高浜虚子(たかはまきょし)
ケーベル【Raphael Koeber】
[1848〜1923]ドイツの哲学者・音楽家。ロシアの生まれ。モスクワで音楽、ハイデルベルクで哲学を学ぶ。1893年(明治26)来日、東大・東京音楽学校で21年間、哲学・文学・音楽などを教授。横...
すがわら‐の‐たかすえのむすめ【菅原孝標女】
[1008〜?]平安中期の女流文学者。父孝標は道真の玄孫。母は藤原倫寧(ともやす)の娘で、道綱母の異母妹。30歳を過ぎて祐子内親王に出仕、橘俊通の妻となった。生涯を回想的に描いた「更級(さらしな...
すぎた‐げんぱく【杉田玄白】
[1733〜1817]江戸後期の蘭方医。若狭小浜藩医の子として江戸に生まれる。名は翼、字は子鳳、号は鷧斎・九幸。前野良沢らと「ターヘル‐アナトミア」を訳出し「解体新書」として刊行。西洋医学を広く...
すぎやま‐わいち【杉山和一】
[1613〜1694]江戸前期の鍼医(はりい)。伊勢の人。浜松の出身ともいう。管鍼(かんしん)を発明、杉山流を創始。将軍徳川綱吉の病を治して関東総検校となった。
そ‐てつ【蘇轍】
[1039〜1112]中国、北宋の政治家・文学者。眉山(びざん)(四川省)の人。字(あざな)は子由。号は潁浜遺老(えいひんいろう)。唐宋八家の一人。父蘇洵(そじゅん)・兄蘇軾(そしょく)と合わせ...
たかしま‐かえもん【高島嘉右衛門】
[1832〜1914]実業家・易断家。常陸の人。号、呑象(どんしょう)。横浜で材木商・建築請負業などを営む。東京・横浜間の鉄道・国道工事に尽力。易学を研究し、「高島易断書」を著した。