あさの‐そういちろう【浅野総一郎】
[1848〜1930]実業家。富山の生まれ。渋沢栄一の助力を得て官営深川セメント工場の払い下げを受け、浅野セメントを設立。海運・炭鉱・造船など事業を多角化し、浅野財閥を築いた。
えみ‐すいいん【江見水蔭】
[1869〜1934]小説家。本名は忠功(ただかつ)。岡山の生まれ。硯友社(けんゆうしゃ)同人。大衆文学の先駆者。著「女房殺し」「炭焼の煙」など。
カルビン【Melvin Calvin】
[1911〜1997]米国の化学者。光合成を研究、放射性の二酸化炭素を用いてカルビン回路を発見。1961年、ノーベル化学賞受賞。
しおばら‐たすけ【塩原多助】
[1743〜1816]江戸後期の商人。上野(こうずけ)の人。江戸に出て本所相生町に炭屋を営み、刻苦して富豪となった。三遊亭円朝作の人情噺(にんじょうばなし)や歌舞伎などに脚色され、特に愛馬の青(...
しだ‐やば【志太野坡】
[1662〜1740]江戸中期の俳人。蕉門十哲の一人。越前の人。姓は志田とも。初号、野馬。「炭俵」の撰者の一人。西国を遊歴、大坂高津野に庵を結んだ。句集「野坡吟艸」など。
ジェボンズ【William Stanley Jevons】
[1835〜1882]英国の経済学者。近代経済学の創設者の一人。古典学派を批判し、メンガー・ワルラスと並んで限界効用理論を確立した。景気循環に関する太陽黒点説でも有名。著「経済学の理論」「石炭問...
ソシュール【Saussure】
(Horace-Bénédict de 〜)[1740〜1799]スイスの地質学者・登山家。1786年のモンブラン初登頂を後援、翌年自らも登頂した。著「アルプス山旅行」。 (Nicolas-...
やまもと‐さくべえ【山本作兵衛】
[1892〜1984]炭鉱労働者・炭鉱記録画家。福岡の生まれ。7歳ごろから筑豊炭田で働く。60歳過ぎより、明治末から昭和30年代の閉山に至るまでの炭鉱の様子を描き始める。平成23年(2011)、...
よしの‐あきら【吉野彰】
[1948〜 ]化学者。大阪の生まれ。負極に炭素材を採用するなど、リチウムイオン電池の開発に主導的な役割を果たした。令和元年(2019)、ノーベル化学賞を受賞。
リビー【Willard Frank Libby】
[1908〜1980]米国の化学者。炭素14を用いた放射性炭素年代測定法や、トリチウムによる年代決定法を考案し、考古学・地質学などの発展に寄与した。1960年ノーベル化学賞受賞。