けい‐とう【恵棟】
[1697〜1758]中国、清の学者。呉(江蘇省)の人。字(あざな)は定宇。号、松崖。父祖を継いで、漢学を研究し、漢代の易学を復興させた。著「周易述」「易漢学」「九経古義(きゅうけいこぎ)」など。
けやむら‐ろくすけ【毛谷村六助】
安土桃山時代の剣客。豊前(ぶぜん)毛谷村の人。師の吉岡一味斎の娘を助けて父のあだを討たせ、のち小倉の立花家に仕えたという。浄瑠璃「彦山権現誓助剣(ひこさんごんげんちかいのすけだち)」その他に脚色...
けんぞう‐てんのう【顕宗天皇】
記紀で、第23代の天皇。名は弘計(おけ)。履中(りちゅう)天皇の孫。父市辺皇子が雄略天皇に殺されたとき、兄の億計(おけ)王(のちの仁賢天皇)とともに身を隠したが、嗣子のない清寧(せいねい)天皇に...
げんしょう‐てんのう【元正天皇】
[680〜748]第44代天皇。女帝。在位715〜724。名は氷高(ひだか)。父は天武天皇の子の草壁皇子、母は元明天皇。三世一身の法の発布などの事績がある。
こう‐う【項羽】
[前232〜前202]中国、秦末の武将。宿遷(江蘇省)の人。名は籍。叔父項梁とともに兵を挙げ、漢の高祖(劉邦)と協力して秦を倒し、楚王となった。のち、劉邦と天下を争うが、垓下(がいか)の戦いに...
こうかく‐てんのう【光格天皇】
[1771〜1840]第119代天皇。在位1780〜1817。閑院宮典仁(すけひと)親王の第6皇子。名は兼仁(ともひと)。後桃園天皇の養子となって即位。父典仁親王に太上天皇の尊号を贈ろうとして、...
こうか‐もんいん【皇嘉門院】
[1121〜1182]崇徳天皇の中宮。名は聖子(せいし)。父は関白藤原忠通。久安6年(1150)院号宣下。保元の乱後、出家した。
こうけい【康慶】
平安末期・鎌倉初期の仏師。運慶の父。快慶の師。慶派発展の基礎を築いた。作品に興福寺南円堂の不空羂索観音(ふくうけんじゃくかんのん)・四天王・法相六祖像、東大寺の伎楽面など。生没年未詳。
こうげつ‐そうがん【江月宗玩】
[1574〜1643]江戸初期の臨済宗の僧。茶人。号、欠伸子・慒袋子・赫々子など。津田宗及の子。大徳寺の住持。茶を父や小堀遠州に学び、詩文・書にも秀でた。
ごう‐じじゅう【江侍従】
平安中期の女流歌人。父は大江匡衡(おおえのまさひら)、母は赤染衛門。藤原道長に仕えた女房。歌は後拾遺集以下に収載。生没年未詳。