はん‐れい【范蠡】
中国、春秋時代末の越の忠臣。楚国苑(えん)(河南省)の人。越王勾践(こうせん)に仕えて富国強兵を図り、呉を滅ぼして会稽の恥をそそいだ。のち野に下り、陶朱公と称して巨万の富を築いたという。
ひがしくぜ‐みちとみ【東久世通禧】
[1834〜1912]幕末の公卿。七卿落ちの一人。京都の人。号、竹亭など。尊王攘夷(じょうい)派として活躍。明治新政府の外交にあたり、のち元老院議官・枢密院副議長などを歴任。
ひがしくに‐の‐みや【東久邇宮】
旧宮家の一。明治39年(1906)久邇宮朝彦親王の第9王子稔彦(なるひこ)王が創立。昭和22年(1947)宮家廃止。
ひたち‐の‐みや【常陸宮】
宮家の一。昭和39年(1964)昭和天皇の第2皇子正仁親王が創立。
ひみこ【卑弥呼】
3世紀ごろの邪馬台国の女王。「魏志倭人伝」によれば、30余国を統治し、239年に魏の明帝に朝貢し、親魏倭王の称号と金印とを受けたとされる。ひめこ。
びふく‐もんいん【美福門院】
[1117〜1160]鳥羽天皇の皇后。近衛天皇の母。藤原長実の娘で、名は得子。近衛天皇の死後、崇徳上皇の皇子重仁親王を退けて後白河天皇を即位させ、保元の乱の原因をつくった。みふくもんいん。
びん‐ひ【閔妃】
[1851〜1895]朝鮮李朝第26代国王高宗の妃。清朝と結んで摂政の大院君を退け、守旧派(事大党)を重用して親清政策をとる。日清戦争後はロシアに接近して反日政策を展開したため、日本公使三浦梧楼...
ファイサル【Fayṣal ibn ‘Abd al-‘Azīz】
[1906〜1975]サウジアラビア第3代国王。在位1964〜1975。イブン=サウードの子。国家の近代化を推進。イスラム同盟の結成を提唱。甥(おい)に暗殺された。
フィリッポス【Philippos】
(2世)[前382〜前336]マケドニア王。在位、前359〜前336。アレクサンドロス大王の父。前338年、ボイオティア北西部のカイロネイアにおける戦いでギリシャ連合軍を破って全ギリシャを統一。...
フィロズ‐シャー【Fīrūz Shāh】
[?〜1296]インドのハルジー朝の始祖。在位1290〜1296。奴隷王朝を倒して王位に就き、のち、甥(おい)に暗殺された。 [?〜1388]インドのツグルク朝第3代の王。在位1351〜13...