せきね‐まさなお【関根正直】
[1860〜1932]国文学者。江戸の生まれ。有職故実に精通し、「古事類苑」の編纂(へんさん)に尽力。著「装束甲冑図解」「宮殿調度図解」など。
せきの‐ただし【関野貞】
[1868〜1935]建築家・建築史家。新潟の生まれ。東大教授。日本・朝鮮・中国各地の古建築・遺跡・古美術を広く調査・研究し、建築史・美術史・考古学に大きな業績を残した。様式史的観点から法隆寺非...
せき‐はじめ【関一】
[1873〜1935]社会政策学者・都市行政家。静岡の生まれ。東京高等商業学校教授、大阪市長、貴族院議員などを歴任。社会政策を研究したが、招かれて大阪市助役・市長を務め、大阪港整備、市営住宅・公...
せきや‐としこ【関屋敏子】
[1904〜1941]ソプラノ歌手・作曲家。東京の生まれ。三浦環(たまき)に師事。イタリアに留学し、欧米各地で活躍。帰国後は、作曲や公演活動なども行った。昭和16年(1941)自殺。作品に歌曲「...
セグレ【Emilio Gino Segrè】
[1905〜1989]米国の物理学者。イタリア生まれ。1938年渡米。テクネチウムを人工的につくり、プルトニウムなどを発見。第二次大戦中は原爆計画に参加。O=チェンバレンとともに反陽子を発見し、...
せとうち‐じゃくちょう【瀬戸内寂聴】
[1922〜2021]小説家。徳島の生まれ。旧名、晴美。女性の愛と性を描いた伝記・私小説を執筆。作品に「夏の終り」「かの子撩乱」「美は乱調にあり」「花に問え」「場所」など。昭和48年(1973)...
せとぐち‐とうきち【瀬戸口藤吉】
[1868〜1941]指揮者・作曲家。鹿児島の生まれ。エッケルトらに学び、生涯、海軍軍楽隊発展のために尽くした。作品に「軍艦行進曲」「愛国行進曲」など。
セネカ【Lucius Annaeus Seneca】
[前4ころ〜後65]ローマのストア学派の哲学者。スペインのコルドバの生まれ。皇帝ネロに仕えたが、のちに謀反の疑いを受け、命令によって自殺した。常に道義を説き、実践哲学を主張。著「対話篇」「自然問...
セリエ【Hans Selye】
[1907〜1982]カナダの生理・病理学者。オーストリアの生まれ。ストレス説を提唱した。
せりざわ‐けいすけ【芹沢銈介】
[1895〜1984]染色工芸家。静岡の生まれ。柳宗悦(やなぎむねよし)らの民芸運動に加わり、沖縄の紅型(びんがた)を研究して、型絵染めを創始。また、版画・装丁・家具設計など多方面にわたって活躍。