ながよ‐またろう【長与又郎】
[1878〜1941]医学者。東京の生まれ。専斎の三男。ドイツに留学。恙虫(つつがむし)病リケッチアの発見者の一人。心臓・肝臓の病理学の権威。東大総長などを歴任。
ながよ‐よしろう【長与善郎】
[1888〜1961]小説家・劇作家。東京の生まれ。専斎の五男。「白樺」同人。個性の葛藤を描いた作品が多い。小説「青銅の基督」「竹沢先生と云ふ人」、戯曲「項羽(こうう)と劉邦(りゅうほう)」、自...
なぎ‐けいし【南木佳士】
[1951〜 ]小説家・医師。群馬の生まれ。本名、霜田哲夫。内科医として勤務するかたわら小説を発表。「ダイヤモンドダスト」で芥川賞受賞。他に「破水」「落葉小僧」「阿弥陀堂だより」など。
ナギブ【Muḥammad Nagīb】
[1901〜1984]エジプトの軍人・政治家。スーダンの生まれ。1952年ナセルとともに革命に成功し、国王ファルーク1世を追放して首相になる。53年エジプト共和国初代大統領となったが、翌年失脚。
なす‐まさもと【那須正幹】
[1942〜2021]児童文学作家。広島の生まれ。昭和47年(1972)「首なし地ぞうの宝」でデビュー。昭和53年(1978)刊の「それいけズッコケ三人組」に始まる「ズッコケ三人組」シリーズは、...
なだ‐いなだ
[1929〜2013]小説家・精神科医。東京の生まれ。本名、堀内秀(しげる)。医師としてアルコール依存症の治療などに取り組むかたわら、小説や随筆を幅広く執筆。「海」「れとると」などで、6度芥川賞...
なつき‐しずこ【夏樹静子】
[1938〜2016]推理作家。東京の生まれ。本姓、出光(いでみつ)。旧姓、五十嵐。女性の繊細な心理描写と大胆なトリックを駆使した本格物に優れる。作品に「蒸発」「天使が消えていく」「Wの悲劇」ほ...
なつめ‐そうせき【夏目漱石】
[1867〜1916]小説家・英文学者。江戸の生まれ。本名、金之助。英国留学後、教職を辞して朝日新聞の専属作家となった。自然主義に対立し、心理的手法で近代人の孤独やエゴイズムを追求、晩年は「則...
ナボコフ【Vladimir Nabokov】
[1899〜1977]ロシア生まれの米国の小説家・詩人。中年男の少女への倒錯的な愛を描いた小説「ロリータ」のほか、自伝「記憶よ、語れ」、評伝「ゴーゴリ伝」など。
ナポレオン【Napoléon】
フランス皇帝。
(〜 Bonaparte)(1世)[1769〜1821]在位1804〜1814、1815。コルシカ島の生まれ。砲兵将校としてフランス革命に参加。イタリア派遣軍司令官として勝利...