よしかわ‐えいじ【吉川英治】
[1892〜1962]小説家。神奈川の生まれ。本名、英次(ひでつぐ)。「鳴門秘帖」「神州天馬侠」で流行作家となり、「宮本武蔵」によって大衆文学に新しい分野を開拓。以後も「新平家物語」「私本太平記...
よしかわ‐こうじろう【吉川幸次郎】
[1904〜1980]中国文学者。兵庫の生まれ。京大教授。著「元雑劇研究」「杜甫私記」「陶淵明伝」など。
よしざわ‐よしのり【吉沢義則】
[1876〜1954]国語学者・国文学者・歌人。愛知の生まれ。東大卒。京大教授。古訓点・平安朝文学などを研究。書家としても知られ、また、短歌雑誌「帚木(ははきぎ)」を主宰。著「国語史概説」「対校...
よしだ‐いそや【吉田五十八】
[1894〜1974]建築家。東京の生まれ。東京芸大教授。数寄屋(すきや)建築を現代化した独自の様式を確立し、五島美術館などを設計。文化勲章受章。
よしだ‐いっすい【吉田一穂】
[1898〜1973]詩人。北海道の生まれ。本名、由雄。短歌から詩に転じ、第一詩集「海の聖母」で認められた。他に「故園の書」「未来者」など。
よしだ‐えいざ【吉田栄三】
[1872〜1945]文楽人形遣い。初世。大阪の生まれ。昭和2年(1927)より文楽座の人形座頭(ざがしら)。初め女方を遣ったが、のち立役(たちやく)に転じた。
よしだ‐けんいち【吉田健一】
[1912〜1977]評論家・英文学者・小説家。東京の生まれ。吉田茂の長男。評論のほか、短編・随筆も発表。著「文学概論」「ヨオロツパの世紀末」など。
よしだ‐げんじろう【吉田絃二郎】
[1886〜1956]小説家・劇作家・随筆家。佐賀の生まれ。本名、源次郎。自然や人生に寄せる愛惜と悲哀の情を語りかける思索的な作品を書いた。小説「島の秋」、戯曲「大谷刑部」、随筆感想集「小鳥の来...
よしだ‐しげる【吉田茂】
[1878〜1967]外交官・政治家。東京の生まれ。奉天総領事・駐英大使などを歴任。戦後、外相を経て自由党総裁となり、以後、五次にわたって内閣を組織。サンフランシスコ講和条約・日米安保条約を締結...
よしだ‐しゅういち【吉田修一】
[1968〜 ]小説家。長崎の生まれ。法政大学卒業後、アルバイト生活を経て創作の道に入る。「パーク・ライフ」で芥川賞受賞。他に「最後の息子」「熱帯魚」「パレード」など。