クレール【René Clair】
［1898〜1981］フランスの映画監督。詩情や風刺に富んだ作風。代表作「イタリア麦の帽子」「巴里の屋根の下」「自由を我等に」など。
クローチェ【Benedetto Croce】
［1866〜1952］イタリアの哲学者・歴史家。マルクスの批判的検討を通してヘーゲル主義に至る。政治的にはファシズムに反対して自由主義の立場をとった。著「歴史叙述の理論と歴史」「一九世紀ヨーロッ...
グロティウス【Hugo Grotius】
［1583〜1645］オランダの法学者。国家や宗教の枠組みを超えた自然法的合理主義に基づく国際法を体系化し、自然法の父、国際法の祖とよばれる。著「戦争と平和の法」「自由海洋論」など。
こじま‐かずお【古島一雄】
［1865〜1952］政治家。兵庫の生まれ。新聞記者から政界に入り、犬養毅(いぬかいつよし)と行動をともにして、衆議院・貴族院議員を歴任。第二次大戦後、自由党
の総裁に推されたが、吉田茂を推挙し...
こじま‐のぶお【小島信夫】
［1915〜2006］小説家。岐阜の生まれ。「第三の新人」の一人。「アメリカン・スクール」で芥川賞受賞。他に「抱擁家族」「別れる理由」「うるわしき日々」など。芸術院会員。平成6年（1994）文化...
こたに‐つよし【小谷剛】
［1924〜1991］小説家。京都の生まれ。産婦人科医のかたわら、同人誌「作家」を編集、発行。「確証」で由起しげ子とともに戦後初の芥川賞受賞。他に「翼なき天使」「医師と女」など。
サンドバーグ【Carl Sandburg】
［1878〜1967］米国の詩人。自由な形式で新興都市の息吹を力強く歌った。詩集「シカゴ詩集」、伝記「リンカーン伝」など。
しいな‐りんぞう【椎名麟三】
［1911〜1973］小説家。兵庫の生まれ。本名、大坪昇。小説「深夜の酒宴」により、戦後派作家として認められた。実存主義的作風を示し、のちキリスト教に入信。他に「永遠なる序章」「自由の彼方で」「...
シェリー【Shelley】
（Percy Bysshe 〜）［1792〜1822］英国の詩人。ロマン派の代表者。自由の精神と理想美をたたえた叙情詩を書いた。作「雲雀(ひばり)に寄す」「プロメテウス解縛(かいばく)」「西風...
ジェンティレ【Giovanni Gentile】
［1875〜1944］イタリアの哲学者・政治家。ローマ大教授。新ヘーゲル学派に属し、ヘーゲル弁証法の絶対的内在性を強調した。師であるクローチェに反して自由主義からファシズムへ転向し、ファシズムの...
