おかもと‐ぶんや【岡本文弥】
[1633〜1694]江戸前期の古浄瑠璃太夫。大坂の人。大坂道頓堀の伊藤出羽掾座で活躍。文弥の泣き節といわれる文弥節の始祖。→文弥節
かつ‐かいしゅう【勝海舟】
[1823〜1899]幕末・明治時代の政治家。江戸の人。名は義邦、のち安芳(やすよし)。通称、麟太郎。安房守(あわのかみ)。蘭学・兵学を学び、万延元年(1860)幕府使節とともに、咸臨丸(かんり...
たけもと‐ぎだゆう【竹本義太夫】
(初世)[1651〜1714]浄瑠璃の太夫。義太夫節の始祖。大坂の人。本名、五郎兵衛。初め清水(きよみず)理兵衛に播磨(はりま)節を学んで清水理太夫と名のったが、貞享元年(1684)大坂に竹本...
たけもと‐せっつだいじょう【竹本摂津大掾】
[1836〜1917]義太夫節の太夫。大坂の生まれ。本名、二見亀太郎、通称、金助。5世竹本春太夫に師事。初め南部太夫、のち2世越路太夫を襲名。明治36年(1903)摂津大掾を受領。美声家で、明治...
まちだ‐かしょう【町田佳声】
[1888〜1981]邦楽・民謡研究家。群馬の生まれ。本名、嘉章(よしあき)。全国の民謡を録音・採集し、楽譜化した「日本民謡大観」を編纂(へんさん)。また、「ちゃっきり節」ほかを作曲した。
みかさのみや‐たかひと【三笠宮崇仁】
[1915〜2016]大正天皇の第4皇子。幼名、澄宮(すみのみや)。昭和10年(1935)三笠宮家を創設。第二次大戦中は陸軍参謀などを務めた。戦後は古代オリエント史を研究。紀元節復活の動きには、...
みやこじ‐ぶんごのじょう【宮古路豊後掾】
[1660?〜1740]江戸中期の浄瑠璃太夫。豊後節の始祖。京都の人。初世都太夫一中に学び、都国太夫半中と称したが、のち独立して宮古路と改め、一流をなした。江戸に出て豊後掾を受領、哀婉な語り口で...
みやこだゆう‐いっちゅう【都太夫一中】
[1650〜1724]江戸前期の浄瑠璃太夫。初世。京都の人。本願寺派明福寺の住職。還俗して岡本文弥門下の都万太夫に浄瑠璃を学び、のち一中節を創始。以来現在まで一中節都派の家元名となっている。都一中。
むらがき‐のりまさ【村垣範正】
[1813〜1880]江戸末期の幕臣。江戸の人。号、淡叟。安政元年(1854)ロシア使節プチャーチンと応対。のち、箱館奉行・外国奉行・神奈川奉行・遣米使節副使などを歴任。
わたなべ‐ちゅうめい【渡辺宙明】
[1925〜2022]作曲家。愛知の生まれ。本名、宙明(みちあき)。ラジオドラマや映画の音楽を手がけた後、テレビ作品に進出。特にアニメや特撮ヒーロー作品を中心に活躍し、独特の作風は「宙明節」と称...