いしはら‐よしろう【石原吉郎】
[1915〜1977]詩人。静岡の生まれ。終戦後シベリア抑留生活を経て帰国したのち、詩誌「ロシナンテ」を創刊。「荒地詩集」に参加した。昭和38年(1963)刊行の「サンチョ・パンサの帰郷」でH氏...
フルベッキ【Guido Herman Fridolin Verbeck】
[1830〜1898]オランダ人宣教師。1859年(安政6)米国のオランダ改革派教会から派遣されて来日。明治維新後、大学南校頭取、また政府顧問となり、岩倉使節団の派遣、ドイツ医学の採用などを進言...
ヘス【Walter Rudolf Hess】
[1881〜1973]スイスの生理学者。自律神経系を研究、間脳の調節機能を発見した。1949年ノーベル生理学医学賞受賞。
ほさか‐かずし【保坂和志】
[1956〜 ]小説家。山梨の生まれ。西武百貨店のコミュニティーカレッジに勤務ののち、文筆活動に入る。日常生活の一こまをリズミカルな文体で描いた「この人の閾(いき)」で芥川賞受賞。他に「草の上の...
ぼくし【墨子】
中国、戦国時代初期の思想家。名は翟(てき)。墨家の祖。儒家の仁を差別愛であるとみなし、血縁によらない普遍的・無差別的博愛や反戦・平和を説いた。生没年未詳。 中国の思想書。現存53編。および...
マカートニー【George Macartney】
[1737〜1806]英国の政治家・外交官。英国最初の使節として清国に派遣され、1793年乾隆(けんりゅう)帝に謁見、英清貿易の拡大などを求めたが、成功しなかった。
ますみ‐かとう【十寸見河東】
河東節の太夫・家元名。初世[1684〜1725]は江戸の人で、通称天満屋藤十郎。江戸半太夫に浄瑠璃を学び、のち河東節を創始。
もくけんれんていしゅ【目犍連帝須】
《パーリ名Moggaliputta Tissaの音写》古代インドの僧。マウリア王朝のアショーカ王の師となり、王子マヒンダを出家させてセイロン伝道の使節とした。
やまもと‐かくたゆう【山本角太夫】
[?〜1700]江戸前期の古浄瑠璃の太夫。京都を中心に活躍。相模掾(さがみのじょう)を受領、のち土佐掾と改めた。角太夫節の祖で、説経節系の哀愁のある曲を得意とした。
ゆき‐しげこ【由起しげ子】
[1900〜1969]小説家。大阪の生まれ。本名、伊原志げ。旧姓、新飼。「本の話」で小谷剛とともに戦後初の芥川賞受賞。他に「警視総監の笑ひ」「女中ッ子」「沢夫人の貞節」など。