ひらつか‐らいちょう【平塚らいてう】
[1886〜1971]評論家・婦人運動家。東京の生まれ。本名、明(はる)。明治44年(1911)、女性文芸誌「青鞜」を発刊。のち、市川房枝・奥むめおらと、女性の地位向上を目ざす新婦人協会を結成し...
ふくざわ‐ゆきち【福沢諭吉】
[1835〜1901]啓蒙思想家・教育家。大坂の生まれ。豊前(ぶぜん)中津藩士。大坂で蘭学を緒方洪庵に学び、江戸に蘭学塾(のちの慶応義塾)を開設、のち、独学で英学を勉強。三度幕府遣外使節に随行し...
フッフ【Ricarda Huch】
[1864〜1947]ドイツの女流小説家・詩人。新ロマン主義運動を推進。歴史家としても活躍。自伝的小説「ルドルフ=ウルスロイの思い出」、評論「ロマン主義の開花期」など。フーフ。
フロマンタン【Eugène Fromentin】
[1820〜1876]フランスの小説家・画家・美術評論家。自伝的小説「ドミニック」は心理小説の傑作とされる。
ベッヒャー【Johannes Robert Becher】
[1891〜1958]ドイツの詩人。表現主義から出発し、反戦的な政治詩人として活躍。詩集「滅亡と勝利」、自伝小説「別れ」、評論「詩の擁護」など。
ベン【Gottfried Benn】
[1886〜1956]ドイツの詩人・医師。表現主義から出発し、のち現代的ニヒリズムを芸術至上主義の立場で克服しようとした。詩集「死体公示所(モルグ)」「静学的詩集」、自伝「二重生活」。
ボーボワール【Simone de Beauvoir】
[1908〜1986]フランスの女流小説家・批評家。実存主義者で、サルトルの伴侶。小説「招かれた女」「他人の血」、評論「第二の性」、自伝「娘時代」など。
みやお‐とみこ【宮尾登美子】
[1926〜2014]小説家。高知の生まれ。高知の花柳界で成長した体験を生かした自伝的作品で人気を集める。「一絃(いちげん)の琴」で直木賞受賞。他に「櫂(かい)」「序の舞」「クレオパトラ」など。...
ヤンソン【Tove Marika Jansson】
[1914〜2001]フィンランドのスウェーデン系女性作家・画家。童話「ムーミン」シリーズで国際的に知られる。他に自伝「彫刻家の娘」や小説「誠実な詐欺師」など。
リーフェンシュタール【Leni Riefenstahl】
[1902〜2003]ドイツの女性映画監督・写真家。ベルリンの生まれ。ナチス政権期に活躍、ベルリンオリンピックの記録映画「民族の祭典」「美の祭典」で世界的な名声を得る。第二次大戦後はナチス宣伝の...