おかだ‐さぶろうすけ【岡田三郎助】
[1869〜1939]洋画家。佐賀の生まれ。黒田清輝らに学び、のちフランスに留学し、ラファエル=コランに師事。外光派的作風の風景画と日本的情趣の装飾的女性像を描いた。また、舞台美術・図案・工芸の...
おかもと‐たろう【岡本太郎】
[1911〜1996]洋画家・彫刻家。神奈川の生まれ。一平・かの子の長男。パリで抽象芸術やシュールレアリスム運動など前衛運動に参加。昭和45年(1970)には、大阪万博に「太陽の塔」を制作。絵画...
おがた‐こうりん【尾形光琳】
[1658〜1716]江戸中期の画家・工芸意匠家。京都の人。名は惟富、通称、市之丞。乾山の兄。初め狩野派を学び、のち光悦や宗達の作風の影響を受け、大胆で軽妙な画風により独自の造形美を展開、琳派を...
おだぎり‐ひでお【小田切秀雄】
[1916〜2000]文芸評論家。東京の生まれ。昭和16年(1941)「万葉の伝統」刊行。戦後、雑誌「近代文学」創刊に参加。著書に「民主主義文学論」「頽廃(たいはい)の根源について」「私の見た昭...
おだ‐まこと【小田実】
[1932〜2007]小説家・文芸評論家。大阪の生まれ。米国留学中に世界を巡った旅行記「何でも見てやろう」がベストセラーとなる。「ベトナムに平和を! 市民連合」(ベ平連)を結成、反戦運動に取り組...
おの‐がどう【小野鵞堂】
[1862〜1922]書家。静岡の生まれ。本名、鐗之助(かんのすけ)。和様の研究や書道の普及に努めた。特に、書の実用性と芸術性の融合を主張して、鵞堂流と称する独自の平明優美な書風を完成。
おの‐ようこ【オノ・ヨーコ】
[1933〜 ]美術家・音楽家。本名ヨーコ=オノ=レノン(Yoko Ono Lennon)、日本名は小野洋子。昭和35年(1960)ごろからニューヨークで前衛芸術家として活動を開始。昭和44年(...
おりくち‐しのぶ【折口信夫】
[1887〜1953]国文学者・民俗学者・歌人。大阪の生まれ。号、釈迢空(しゃくちょうくう)。国学院大・慶応大教授。日本文学・古典芸能を民俗学の観点から研究。歌人としても独自の境地をひらいた。歌...
かが‐おとひこ【加賀乙彦】
[1929〜2023]小説家・精神科医。東京の生まれ。本名、小木貞孝(こぎさだたか)。現代社会の狂気を描いた長編小説で知られる。随筆や評論も多い。著「フランドルの冬」「帰らざる夏」「宣告」「湿原...
ガザン‐ハン【Ghāzān Khan】
[1271〜1304]イル‐ハン国第7代の英主。中央集権的諸改革を断行し、イスラム教に改宗してイラン人との融和を図った。学問・芸術を奨励した博学・多才の帝王としても有名。