シュタイン【Lorenz von Stein】
[1815〜1890]ドイツの法学者・社会学者。国家の社会政策による資本主義の発展を主張。渡欧した伊藤博文に憲法・行政法を講義したことで知られる。
じゅん‐えつ【荀悦】
[148〜209]中国、後漢の学者。潁川(えいせん)(河南省)の人。曹操に招かれて黄門侍郎となり、献帝に講義した。著に「漢書」を簡略にした編年体の「漢紀」、「申鑒(しんかん)」がある。
すずき‐しげたね【鈴木重胤】
[1812〜1863]江戸末期の国学者。淡路の人。号、橿廼家(かしのや)。大国隆正に学ぶ。平田篤胤(ひらたあつたね)没後の門人。諸国を遊歴して神道を説き、江戸で暗殺された。著「延喜式祝詞講義」「...
たきかわ‐ゆきとき【滝川幸辰】
[1891〜1962]刑法学者。岡山の生まれ。京都帝国大学教授のときに滝川事件が起きて休職を命じられた。第二次大戦後に復職し、その後法学部長・総長を歴任。著「刑法講義」「激流」など。→滝川事件 ...
ねもと‐つうめい【根本通明】
[1822〜1906]幕末・明治の漢学者。出羽の人。号、羽嶽・健斎。名は「みちあき」とも。秋田藩校で教え、維新後は東大教授。考証学・易学に精通した。著「周易復古筮法」「論語講義」「老子講義」など。
ハズリット【William Hazlitt】
[1778〜1830]英国の批評家・随筆家。英国ロマン主義批評を代表する評論家の一人。シェークスピア劇や英国の詩人を論じた評論で知られる。著「時代の精神」「シェークスピア劇人物論」「英国詩人講義...
パラケルスス【Philippus Aureolus Paracelsus】
[1493〜1541]スイスの医学者・化学者。錬金術・医学を学び、欧州各国を遍歴。ラテン語に代えてドイツ語で講義するなど、古典医学を批判して追放された。また医薬に水銀などの金属化合物を用い、医化...
ビュリダン【Jean Buridan】
[1300ころ〜1358ころ]フランスのスコラ哲学者。パリ大学総長。オッカムの弟子で、アリストテレスについての講義録を多数残した。力学においてインペトゥス理論を構想し、後世に大きな影響を与えた。
ベルヌーイ【Bernoulli】
(Jakob 〜)[1654〜1705]スイスの数学者。弟ヨハンとともに微積分学の成立に貢献、微分方程式の求積法などを発展させた。死後出版された「推論術」には大数の法則やベルヌーイ数が含まれ、...
もとおり‐とよかい【本居豊穎】
[1834〜1913]国学者・歌人。内遠の長男で、宣長の曽孫にあたる。紀州侯に仕え、明治維新後は神道界で活動。著「古今集講義」など。