クレマンソー【Georges Clemenceau】
[1841〜1929]フランスの政治家。急進社会党に属して活躍、「虎(とら)」とあだ名された。1906年、首相になると保守化し、国家と教会とを分離する一方、労働運動を弾圧。第一次大戦中、再び首相...
グリフィス【William Elliot Griffis】
[1843〜1928]米国の教育者・宗教家。1870年、来日。福井藩の理科教師となり、のち、大学南校で教える。帰米後、講演や著述で日本を紹介。著「ミカドの国」など。
こいずみ‐まこと【小泉丹】
[1882〜1952]動物学者。京都の生まれ。寄生虫学を専攻し、特に回虫について研究。著「蛔虫(かいちゅう)の研究」「進化学序講」など。
こうちやま‐そうしゅん【河内山宗春】
[1781〜1823]江戸後期の幕府の茶坊主。奥坊主組頭の河内山宗久の子という。遊侠の仲間に入り、松江侯・水戸侯をゆすり、捕らえられて牢死。2世松林伯円の講談「天保六花撰」のほか、河竹黙阿弥の歌...
コーシー【Augustin Louis Cauchy】
[1789〜1857]フランスの数学者。多面体・弾性波・応力の理論を確立し、特に微積分の基礎および微分方程式の分野で貢献。著「解析学講義」「微積分法」など。
ささがわ‐の‐しげぞう【笹川繁蔵】
[1810〜1847]江戸後期の博徒(ばくと)。下総(しもうさ)国香取郡の人。生家の笹川河岸付近を縄張りとした。飯岡助五郎と勢力争いをして大利根川原で決闘、のちに暗殺された。講談・浪曲「天保水滸...
さとう‐なおかた【佐藤直方】
[1650〜1719]江戸中期の儒学者。備後の人。山崎闇斎(やまざきあんさい)に師事。崎門三傑の一人と称されたが、朱子学の純一性を主張し、垂加神道を唱えた師のもとを去った。著「四書便講」など。
たかしま‐べいほう【高島米峰】
[1875〜1949]宗教家・評論家。新潟の生まれ。仏教清徒同志会(のちの新仏教同志会)を組織、仏教界の革新に努め、また廃娼運動などにも活躍。のち東洋大学学長。著「般若心経講話」「一休和尚伝」など。
たかた‐さなえ【高田早苗】
[1860〜1938]教育家・政治家。江戸の生まれ。大隈重信の東京専門学校(のちの早稲田大学)の創立に参画。同校で主に憲法学を講じ、のち総長。その間、衆議院議員当選6回。第二次大隈内閣では文相を...
たかはし‐でいしゅう【高橋泥舟】
[1835〜1903]江戸末期の幕臣。江戸の人。名は政晃。槍術家で講武所師範役。鳥羽伏見の戦い後、徳川慶喜(とくがわよしのぶ)に恭順説を説き、上野寛永寺で慶喜を護衛した。山岡鉄舟・勝海舟とともに...