こばやし‐まさき【小林正樹】
[1916〜1996]映画監督。北海道の生まれ。木下恵介に師事。「息子の青春」で監督デビュー。力強いタッチの社会派作品で知られる。代表作は、全6部の大作「人間の条件」、記録映画「東京裁判」のほか...
こぼり‐えんしゅう【小堀遠州】
[1579〜1647]江戸初期の茶人・造園家。遠州流茶道の祖。近江(おうみ)の人。名は政一。号、宗甫・孤篷(こほう)庵。遠江守(とおとうみのかみ)。豊臣秀吉、徳川家康・秀忠らに仕え、作事奉行を務...
こめたに‐ふみこ【米谷ふみ子】
[1930〜 ]小説家。大阪の生まれ。本名、富美子(ふみこ)。米国に留学後米国人作家と結婚、小説の道に入る。「過越しの祭」で芥川賞受賞。他に「遠来の客」「ファミリー・ビジネス」など。
コルベ【Maksymilian Kolbe】
[1894〜1941]ポーランドのフランシスコ修道会士。1930年(昭和5)来日し、長崎に養護施設「聖母の騎士園」を設立。帰国後、アウシュビッツ収容所で、処刑者の身代わりとなり餓死刑を受けて死亡...
コロレンコ【Vladimir Galaktionovich Korolenko】
[1853〜1921]ロシアの小説家。ナロードニキの立場から人道主義に基づく作品を発表。作「マカールの夢」「盲音楽師」など。
こん‐ひでみ【今日出海】
[1903〜1984]小説家・評論家。北海道の生まれ。東光(とうこう)の弟。戦後、文部省に入省し、昭和43年(1968)文化庁初代長官となり文化行政に貢献する。「天皇の帽子」で直木賞受賞。他に「...
ご‐ちん【呉鎮】
[1280〜1354]中国、元代の画家。嘉興(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は仲圭。号、梅(梅花)道人。元末四大家の一人。墨竹・山水にすぐれ、詩・書もよくした。
ご‐れき【呉歴】
[1632〜1718]中国、清初の画家。常熟(江蘇省)の人。字(あざな)は漁山。号は墨井道人。四王呉惲(ごうん)の一人。黄公望の画法を学び、山水画風を確立。のちにイエズス会に入り、西洋画の影響を...
さいしょ‐あつこ【税所敦子】
[1825〜1900]歌人。京都の生まれ。宮内省に出仕、皇后(昭憲皇太后)に歌道をもって仕えた。歌集「御垣(みかき)の下草」など。
さいとう‐どうさん【斎藤道三】
[1494〜1556]室町後期の武将。山城の人。名は利政、のち秀竜。道三は法名。油売りから身を起こして守護土岐氏を追い、美濃一国を治めて稲葉山に築城。のち、長男義竜に討たれた。織田信長はその女婿。