うの‐こういちろう【宇能鴻一郎】
[1934〜2024]小説家。北海道の生まれ。本名、鵜野広澄(うのひろずみ)。平戸の漁師と鯨との死闘を描いた「鯨神(くじらがみ)」で芥川賞受賞。性と死をテーマとした作品を多数発表。のち官能小説、...
おづ‐やすじろう【小津安二郎】
[1903〜1963]映画監督。小市民映画で作品のスタイルを確立。日本の家庭生活を描き続けて数々の名作を生み出した。代表作「生れてはみたけれど」「晩春」「麦秋」「東京物語」など。
こうやま‐せいじろう【神山征二郎】
[1941〜 ]映画監督。岐阜の生まれ。新藤兼人(かねと)の「近代映画協会」に参加、「鯉のいる村」で監督デビュー。代表作は「看護婦のオヤジがんばる」「ふるさと」のほか、五木寛之のエッセーをもとに...
こじま‐まさじろう【小島政二郎】
[1894〜1994]小説家・随筆家。東京の生まれ。小説「一枚看板」で地位を築き、後年は新聞や大衆雑誌に連載した通俗的な小説で人気を獲得。旧知の作家を回想した作品でも知られる。作「わが古典鑑賞」...
しながわ‐やじろう【品川弥二郎】
[1843〜1900]政治家。長門(ながと)の人。松下村塾に学び、尊王攘夷運動に活躍。明治24年(1891)松方内閣の内相、翌年の総選挙で猛烈な選挙干渉を行って引責辞任。
たきだいら‐じろう【滝平二郎】
[1921〜2009]切り絵作家。茨城の生まれ。第二次大戦後に木版画家として独立。のちに切り絵に転じ、昭和45年(1970)、「花さき山」で第1回講談社出版文化賞(ブックデザイン部門)を受賞。他...
なかはら‐ていじろう【中原悌二郎】
[1888〜1921]彫刻家。北海道の生まれ。荻原守衛(おぎわらもりえ)に傾倒し、強い影響を受けた。大正期の彫刻界の代表的存在。作「若きカフカス人」など。
なんぶ‐よういちろう【南部陽一郎】
[1921〜2015]物理学者。東京の生まれ。昭和36年(1961)、自発的対称性の破れのしくみを発見。素粒子物理学の基礎を築き、量子色力学の分野でも業績を残した。昭和53年(1978)、文化勲...
にしかわ‐こうじろう【西川光二郎】
[1876〜1940]社会主義者。兵庫の生まれ。片山潜に協力して「労働世界」を発行。また、社会民主党結成に加わり、幸徳秋水らの平民社に参加。大逆事件後は転向し、精神修養家となる。
ひらぬま‐きいちろう【平沼騏一郎】
[1867〜1952]政治家。岡山の生まれ。検事総長・大審院長・法相・貴族院議員・枢密顧問官を経て、昭和14年(1939)首相に就任。その間、国家主義団体「国本社」を主宰。第二次大戦後、A級戦犯...