すがわら‐の‐きよきみ【菅原清公】
[770〜842]平安初期の学者・漢詩人。名は「きよただ」とも。空海・最澄らとともに入唐し、帰国後、朝儀の唐風化に尽力。文章博士(もんじょうはかせ)、従三位に至った。「凌雲集」「文華秀麗集」の編...
せっしゅう【雪舟】
[1420〜1506]室町後期の画僧。備中の人。諱(いみな)は等楊(とうよう)。京都の相国寺に入り、画技を周文に学んだ。山口に画房、雲谷庵(うんこくあん)を開設。渡明を挟んで宋元画を広く学び、の...
たかむら‐こううん【高村光雲】
[1852〜1934]彫刻家。江戸の生まれ。旧姓、中島。幼名、光蔵。仏師高村東雲の門人で、その姉の養子となり、高村姓を継いだ。光太郎の父。伝統的木彫の近代化に尽力。作「老猿」など。
たかむら‐こうたろう【高村光太郎】
[1883〜1956]詩人・彫刻家。東京の生まれ。光雲の子。欧米に留学。ロダンに傾倒。帰国後、「パンの会」に加わり、「スバル」に詩を発表。近代美術の紹介に努めた。また、岸田劉生らとフュウザン会...
たけだ‐いずも【竹田出雲】
浄瑠璃作者・興行師。 (初世)[?〜1747]別号、千前軒。竹本座の座元。経営に才腕を振るうとともに、浄瑠璃も書いた。代表作「蘆屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)」など。 (2世)...
たなか‐ちかお【田中千禾夫】
[1905〜1995]劇作家・演出家。長崎の生まれ。芸術院会員。「おふくろ」で注目され、文学座創立に参加。戦後、俳優座に入る。「教育」で読売文学賞、「マリアの首」で岸田演劇賞。他の作品に「雲の涯...
だいてん【大典】
[1719〜1801]江戸中期の臨済宗の僧。近江の人。名は顕常、字(あざな)は梅荘。大典は号。京都の相国寺住持。対馬(つしま)に赴任、幕府の朝鮮修文職として国交文書を司る。著作に「小雲棲稿」「皇...
ちょう‐くん【張勲】
[1854〜1923]中国、清末の北洋軍閥の軍人。江西省の人。字(あざな)は少軒。袁世凱(えんせいがい)のもとで雲南・江南提督などを歴任、のち安徽(あんき)督軍。1917年、北京に入り清朝復辟(...
ちょうげつ【澄月】
[1714〜1798]江戸中期の歌僧。備中(びっちゅう)の人。号、垂雲軒・酔夢庵。京都岡崎に住む。寛政期の和歌四天王の一人。著「垂雲和歌集」「澄月法師千首」など。
ちょう‐よく【趙翼】
[1727〜1814]中国、清の歴史学者・文学者。陽湖(江蘇省)の人。字(あざな)は雲松、また耘松(うんしょう)。号、甌北(おうほく)。考証をもととした史学者として有名で、著に「二十二史箚記(さ...