おぐり‐こうずけのすけ【小栗上野介】
[1827〜1868]江戸末期の幕臣。江戸の人。名は忠順(ただまさ)。外国奉行・軍艦奉行・勘定奉行などを歴任。フランスの援助下に将軍権力を強化しようと企てたが、鳥羽伏見の戦いに敗れた後、官軍に斬...
ぎおん‐なんかい【祇園南海】
[1677〜1751]江戸中期の漢詩人・文人画家。紀伊の人。名は瑜(ゆ)・正卿(せいけい)。字(あざな)は伯玉。木下順庵の門下。紀伊藩の儒官。中国、元・明の文人画風を学び、日本文人画の開拓者とさ...
げん‐ふくえい【阮福映】
[1762〜1820]ベトナム、阮朝(げんちょう)の初代皇帝。在位1806〜1820。廟号(びょうごう)は世祖。年号により嘉隆帝とよばれる。フランス人義勇兵の援助を得て西山朝を滅ぼし、1802年...
ごじょう‐の‐きさき【五条の后】
[809〜871]仁明天皇の女御、藤原順子のこと。藤原冬嗣の娘で、文徳天皇の母。名は、邸宅が五条東洞院にあったことによる。
ごとば‐てんのう【後鳥羽天皇】
[1180〜1239]第82代天皇。在位1183〜1198。高倉天皇の第4皇子。名は尊成(たかなり)。祖父後白河法皇の院政下、神器継承なしに即位し、譲位後、土御門(つちみかど)・順徳・仲恭(ちゅ...
さかきばら‐こうしゅう【榊原篁洲】
[1656〜1706]江戸中期の儒学者。和泉(いずみ)の人。名は玄輔。木下順庵門下で、紀州徳川家の儒官となる。中国歴代の制度、特に明の法制を究めた。著「大明律例諺解」「易学啓蒙諺解大成」など。
そうぎ【宗祇】
[1421〜1502]室町後期の連歌師。姓は飯尾(いいお)と伝えられる。別号、自然斎(じねんさい)・種玉庵(しゅぎょくあん)・見外斎。連歌を宗砌(そうぜい)・心敬・専順に師事。また、古典を一条兼...
たかはし‐でいしゅう【高橋泥舟】
[1835〜1903]江戸末期の幕臣。江戸の人。名は政晃。槍術家で講武所師範役。鳥羽伏見の戦い後、徳川慶喜(とくがわよしのぶ)に恭順説を説き、上野寛永寺で慶喜を護衛した。山岡鉄舟・勝海舟とともに...
みやけ‐かんらん【三宅観瀾】
[1674〜1718]江戸中期の儒学者。京都の人。名は緝明(しゅうめい)。浅見絅斎(あさみけいさい)・木下順庵に学び、徳川光圀に招かれて「大日本史」の編纂に協力した。のち、幕臣として活躍。著「中...
わたなべ‐かいきょく【渡辺海旭】
[1872〜1933]浄土宗の僧。東京の生まれ。号、壺月。ドイツに留学し、サンスクリット・パーリ・チベット語を研究。帰国後、東洋・大正大学教授。高楠順次郎と「大正新修大蔵経」を監修。学界・教育界...