チャイコフスキー【Pyotr Il'ich Chaykovskiy】
[1840〜1893]ロシアの作曲家。国民楽派に対して、ロシアの西欧派を代表。西欧音楽のロマン派の技法をロシアの土壌の上に発展させた。作品に、ピアノ協奏曲、交響曲「悲愴」、バレエ音楽「白鳥の湖」...
チャウシェスク【Nicolae Ceauşescu】
[1918〜1989]ルーマニアの政治家。スターリン主義を発展させた自主路線を展開。1974年には初代大統領に就任、独裁体制を確立したが、1989年12月の民主化で失脚し、夫人とともに処刑された。
チャップマン【George Chapman】
[1559ころ〜1634]英国の詩人・劇作家。ホメロスの「イリアス」「オデュッセイア」を翻訳。その華麗で力強い文体は、キーツをはじめとする後世の詩人に大きな影響を与えた。詩集「夜の影」、戯曲「ビ...
チャーダーエフ【Pyotr Yakovlevich Chaadaev】
[1794〜1856]ロシアの思想家・哲学者。主著「哲学書簡」で農奴制とギリシャ正教を批判し、これらを廃して西欧化すべきことを主張。
チュッチェフ【Fyodor Ivanovich Tyutchev】
[1803〜1873]ロシアの詩人。哲学的、内省的叙情表現は、のちの象徴主義の先駆ともされる。外交官としても活躍。作「幻」「沈黙」など。
チンギス‐ハン【Chingis Khan】
[1162?〜1227]モンゴル帝国の創始者。在位1206〜1227。廟号(びょうごう)は太祖。幼名、テムジン(鉄木真)。1206年、全モンゴルの部族を統一してチンギス=ハンの称号を得た。西夏・...
ツィオルコフスキー【Konstantin Eduardovich Tsiolkovskii】
[1857〜1935]ロシアの物理学者。学校教師のかたわら、独学で宇宙飛行の理論を研究し、ソ連における惑星間飛行研究やロケット工学の先駆者となった。主著「ロケットの運動原理」。
つぼうち‐しょうよう【坪内逍遥】
[1859〜1935]評論家・小説家・劇作家。美濃の生まれ。本名、雄蔵。別号、春廼舎朧(はるのやおぼろ)など。文学論「小説神髄」、小説「当世書生気質(とうせいしょせいかたぎ)」を発表、写実主義を...
ツルゲーネフ【Ivan Sergeevich Turgenev】
[1818〜1883]ロシアの小説家。人道主義に立って社会問題を取り上げる一方、叙情豊かにロシアの田園を描いた。二葉亭四迷の訳で早くから日本に紹介された。作「猟人日記」「ルージン」「父と子」など...
ツワイク【Stefan Zweig】
[1881〜1942]オーストリアのユダヤ系作家。人道的平和主義の立場を基調とし、特に伝記小説で有名。ナチスの迫害を避けて、ブラジルに亡命し、自殺。作「ジョセフ=フーシェ」「マリー=アントワネッ...