いわくら‐ともみ【岩倉具視】
[1825〜1883]公卿・政治家。京都の生まれ。幕末に公武合体を説き、のち、王政復古の実現に参画。明治維新後、右大臣。特命全権大使として欧米の文化・制度を視察。帰国後は内治策に努めた。明治憲法...
いわさき‐かんえん【岩崎灌園】
[1786〜1842]江戸後期の本草(ほんぞう)学者。江戸の人。名は常正。小野蘭山に師事し、のちシーボルトとともに研究。著「救荒本草通解」「本草図譜」など。
いわさき‐きょうこ【岩崎京子】
[1922〜 ]児童文学作家。東京の生まれ。人間と自然・動物との交流を淡々とした筆致で描く。「鯉(こい)のいる村」で昭和45年度(1970)芸術選奨。他に「サギ」「シラサギ物語」「花咲か」など。...
いわさき‐こやた【岩崎小弥太】
[1879〜1945]実業家。東京の生まれ。弥之助の長男。三菱財閥第4代指導者。三菱合資を持株会社とし、海運・商事・造船を中心とする財閥を完成させた。
いわさき‐やたろう【岩崎弥太郎】
[1835〜1885]実業家。土佐の人。弥之助の兄。三菱財閥の創始者。藩船などの払い下げを受けて三菱商会を創立。明治政府の保護による独占的海運事業として発展した。
いわさき‐やのすけ【岩崎弥之助】
[1851〜1908]実業家。土佐の人。弥太郎の弟。小弥太の父。三菱財閥第2代統率者。事業多角化につとめ、銀行・鉱山・造船などを一体とした三菱合資会社を発足させた。第4代日本銀行総裁。
いわさ‐またべえ【岩佐又兵衛】
[1578〜1650]江戸初期の画家。戦国の武将荒木村重の末子。字(あざな)は勝以(かつもち)。又兵衛は通称。初め福井に住み、晩年を江戸で過ごした。土佐派・雲谷(うんこく)派など和漢の画法を学び...
いわした‐そういち【岩下壮一】
[1889〜1940]神学者・哲学者。東京の生まれ。日本におけるカトリック神学研究の先駆者。静岡県神山復生病院長となり、ハンセン病患者の救済事業に尽力。著「信仰の遺産」「中世哲学思想史研究」「カ...
いわせ‐きょうでん【岩瀬京伝】
⇒山東京伝(さんとうきょうでん)
いわせ‐ただなり【岩瀬忠震】
[1818〜1861]江戸末期の幕臣。江戸の人。開国を説き、日米修好通商条約の締結に努力。将軍継嗣問題では一橋慶喜(ひとつばしよしのぶ)を推したため、安政の大獄で処罰された。